倉敷

岡山県
2013年7月5日 放送

白壁の蔵屋敷、水面に映る、しだれ柳が美しい街「倉敷」。この街を築き上げたのは、江戸から明治にかけて活躍した豪商たち。倉敷は早くから舟運で栄え、そこに多くの商人達が集いました。商人たちは明治になると、殖産興業の流れに乗り、いち早く紡績業を成功させ、その儲けた財で日本初の西洋美術館を築くなど<先見の明>と<進取の気質>に富む人々でした。
昭和に入っても、観光客を呼ぶために、街ぐるみで古い景観を保存に取り組み、また国産初と言われるジーンズも製造するなど、その気質は今も脈々と受け継がれています。
時代が大きく移り変わっても、したたかに、そしてつつましく生きる人々の物語です。

<オムニバス項目(抜粋)>
●美観地区の蔵(倉)屋敷・・・白壁の蔵屋敷に今も住み続ける倉敷商人の気質。
●綿糸の町・・・江戸時代は綿花の産地。足袋や帆布など分厚い布づくりの伝統。
●富を支えた水の道・・・干鰯を運び綿花を出荷した舟運。江戸時代の面影が残る瀬戸内の港町を探訪。
●ジーンズ・・・丈夫な布を作る技術は国産初のジーンズの製法へと。今も挑戦続ける職人たち。
●大原美術館・・・日本を代表する商家の私設美術館。世界的な名画に子供の頃から触れるぜいたく

旅のとっておき

「倉敷」の回を担当したディレクターの三宅です。
今回は、美観地区をぶらぶらと歩きながら、ふと立ち寄ることのできる場所をご紹介します。白壁の町並みをぶらり歩くと、江戸や明治の風情の中に、ところどころで昭和レトロな建物を発見できるのも、美観地区の楽しみの1つです。続きを読む

ポスター
倉敷
【倉敷】 [協力]新谷順一/赤木誉士雄
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