川越

埼玉県
2013年5月24日 放送

都心からわずか30キロの地に、江戸時代から受け継いだ庶民文化が色濃く息づいている街「川越」。東京では失われた重厚な「蔵造りの街並み」、江戸の天下祭りを受け継ぐ「川越まつり」、雑木林と畑が一体となった「江戸の循環型農業」など、東京のベッドタウンでもある川越には、いまも多彩な江戸文化が残っています。
市街地を広大な農村地帯が取り囲む川越は、町と村が密接に関わりながら江戸の伝統を継承してきました。その背景には、川越と東京(江戸)が川を利用した水上交通で深くつながってきた歴史があります。
こうした川越の風土と歴史、さらにはそこで暮らす人々の魅力を描きながら「川越」を旅します。

●蔵造りの街並み~お江戸日本橋の面影を残す旧市街。そこに息づく蔵とともにある暮らし。
●新河岸川~川越に江戸文化を運んだ舟運。春、復活した高瀬舟が子どもたちを乗せて進む。
●江戸の循環型農業~荒野だった武蔵野台地を開墾、この地で13代農業を営む農家。
●川越まつり~町衆の山車に乗る村方のお囃子。町と村が一体となって繰り広げる一大絵巻。
●雑木林の守り人~新緑の中、ロープ1本で木に登り林の手入れ。400年続く人と林の営み。

旅のとっておき

「川越」を担当した原村政樹です。
今回は「江戸の香り漂う」がテーマです。私も川越に住んで37年になりますが、自分も知らなかった魅力を数多く発見しました。川越と言えば蔵の街。そこで観光客が伺い知ることのできない、蔵での暮らしを紹介しました。続きを読む

ポスター
川越
[絵]大道あや 作「こえどまつり」福音館書店より
[川越まつり写真提供]川越市
[協力]ソニック株式会社
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