桜前線の旅

2013年4月12日 放送

桜―。春の訪れを告げるこの花に、日本人はなぜ特別な感情を抱いてきたのか。桜を待ち望み、咲き誇る風情を愛で、散りゆく姿に儚さを感じ、また翌春に思いを馳せる…。日本人と桜の物語、樹齢千年の大桜を守り神と崇め、代々守ってきた山間の村の慎ましい暮らし。毎年春、新一年生を六年生がおんぶして校庭の桜の回りを巡る伝統の歓迎会を開く小学校。今は大人となった卒業生やその家族も、桜の記憶が刻まれている。 日本で最初に桜が咲く沖縄から、最も遅く花開く北海道まで、桜前線を辿って日本列島を北上する。全国各地の桜を愛でる旅とあわせ、桜をうたった古今の詩歌も紹介。西行からAKB48まで、桜に託した日本人の思いの深さを綴っていく。

●沖縄
 ~クメノサクラ~白から薄ピンクに変化する全国唯一の桜種、それを育てた古老。
●鹿児島
 花見の名物“酒ずし”、男社会の時代に一緒に酒を飲みたい女心が生んだ郷土食。
●愛知
 二千組の家族の思いを託した桜の山。亡き父を偲ぶ、母への感謝、子に託した夢。
●北海道
 桜前線の終着地、寒さに強く丈夫な桜を海岸に植え育てる漁師の夢。

紹介したトピックス
旅のとっておき

「桜前線の旅」を担当した棟方です。
みなさんは、今年のお花見いかがでしたでしょうか?東北や北海道の方は、まだこれからの方もいらっしゃいますよね。東京では2002年と並んで観測史上最も早い花開き。お花見の予定がずれてしまって慌てた方も多いのではないでしょうか?続きを読む

ポスター
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桜写真:青木千波/岡田正人/越野龍彦/迫文彦/タケウチトモユキ/竹内康訓/田澤純/中島健藏/橋本タミオ/星井欣/柳澤俊次/油谷勝
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