淡路島 国生み神話にまつわるおすすめスポット
淡路島を担当した西口です。
淡路島というと、サワラにハモ、たまねぎ、淡路ビーフなど、豊富な食材をイメージしてしまいますが、島独特の文化や風習、さらには古代の神話が今も息づいている奥深い島でした。
淡路島の旬の食べ物を楽しみながら、そんな文化の一端に触れることをオススメします。
中でも、国生み神話の舞台はおもしろいです。
南あわじ市にある離島・沼島。島には信号もなく、移動は自転車か徒歩。の〜んびりした時間を過ごせます。取材で1週間ほど滞在しましたが、人口500人の島ですから、島民みなさんと知り合いになりました。皆さん本当に優しくて、気さくに声をかけてくれます。
そんな沼島には、番組で紹介した上立神岩(かみたてがみいわ)だけでなく、この地にもおのころ神社があります。
山の上にひっそりと佇んでいます。イザナギとイザナミの石像が迎えてくれます。
番組で紹介した沼島のお盆ですが、盆踊りが8月13日~5日連続で行われます。始まるのはなんと夜の10時から。その理由は、御霊の活動が活発になるのが「草木も眠る丑三つ時」、その迷信を信じて行われていて、明け方まで踊ります。やぐらには、初盆を迎えた、新仏の御霊が宿る灯籠も掲げられます。
話はもどって、島の北部にある絵島。ここもおのころ島という伝承が残る場所です。
岩樟(いわくす)神社。
この神社は洞穴になっています。イザナギが国を生んだあと、その洞穴の中で余生を過ごした幽宮(かくりのみや)と言われています。中をのぞくと、神殿が見えます。
地元の方でもあまり知られていない隠れスポットです!
そして、巨大な鳥居があるおのころ島神社。高さ21mの鳥居は必見の価値ありです!迫力に圧倒されます。
この神社は、国を生んだ神話にあやかり、縁結びとしても有名です。
ここにも、イザナギとイザナミがまぐわいを結ぶのに参考にした、せきれいが交尾していたという岩があります。
芸能人もお忍びで参拝に来ます。実は女優のH、Eさんが訪れたとか・・・。誰か気になる方は、直接宮司さんに聞いて見ては。ロケ中もカップルや、良縁を求める方がたくさん参拝にこられていました。
そして、淡路人形浄瑠璃。
国生み神話に縁のある神様、戎さまが軽快に演じる戎舞は、思わず微笑んでしまいます。
500年ほど前に家内安全や、豊漁豊作を祈願する神事として伝わったそうですが、戎さんが酔っ払いながら鯛を釣り上げるシーンは何度見てもおもしろい一場面です。
もちろん、戎さんだけでなく、人情ものや情愛ものなど、様々な舞台を楽しめます。
島内唯一の淡路人形座では、毎日4回公演をしてますので、是非一度足を運んで見て下さい。(水曜は休み)
投稿時間:12:19 | カテゴリ:ディレクターおすすめスポット | 固定リンク