2016年12月 6日

2016年12月06日 (火)

湯布院のディープな温泉。

「湯布院」回を担当しました財津と申します。番組でも触れましたが、今年の春に起きた熊本地震では湯布院も建物や道路、農地などにたくさんの被害がありました。取材中、復旧工事を行う様子をあちこちで見かけました。そんな状況の中、快く取材を受けてくださった湯布院の皆さんに改めて感謝申し上げます。

さて、ここからはもっとディープな湯布院をご紹介します。湯布院といえば全国2位の源泉数と湧出量を誇る温泉が一番のウリですが、中にはこんな個性的ところもあるんです。

その一つがこちら、塚原温泉。1軒の立ち寄り湯が営業しています。
活火山の伽藍(がらん)岳という山の麓にあるこの温泉。特徴はその泉質。

yufuin1.jpg「酸性-含硫黄・鉄・アルミニウム-カルシウム-硫酸塩泉」というめまいがするような名前。pHは1.4という全国屈指の酸性度の高さです。実はあまりに酸性が強過ぎて、ここでは石鹸が泡立たないと張り紙がされてあるほど。

yufuin2.jpgそれだけに効果はてきめんで、アトピーなど、肌の疾患に効果があると言われています。
常連の人は、しばらくお湯に浸かり、浴槽からあがって体を乾かし、また入るということを繰り返します。そうすると温泉の成分が体内に入りやすくなるそうで、1時間近くお風呂にいる人も少なくありません。

yufuin3.jpgさて、お風呂から上がったら名物の「蒸し卵」はいかがでしょうか。火口近くの噴気に約20時間かけた卵の味は、不思議なこくがあって美味しい!
取材中何度も買ってしまいました。(6個入り500円)
また、噴気がもうもうと立ち込める火口へは近くまで歩いて見学に行くことが出来るので、興味のある方はぜひ!温泉から歩いて10分くらいです。

yufuin4.jpg
そしてもう一つおすすめなのが地元の人が運営する共同温泉です。湯布院ではだいたいどの地区にもあってその数、実に14か所。中には来訪者が入浴できるところもあります。

yufuin5.jpgその一つが、町の中心部から少し離れた「石武(いしたけ)温泉」です。
200円を料金箱の中に入れて、風呂場へ入ると大きな湯船が待っています。
備え付けの石鹸やシャンプーはないので、持参していかなければいけませんが、
クセがなく肌に優しいお湯を存分に楽しむことが出来ます。

yufuin6.jpg実はこの温泉、先の地震でポンプが壊れてしまい、しばらく営業できずにいました。お風呂に通っていた人も困っていたのですが、9月にようやく営業再開。そのときに少し外装などもリニューアルして、地区のお風呂が戻ってきました。

yufuin7.jpg夕方は特に地元の人たちがやってきます。見知らぬ顔だと「あんたどこから来たんかえ」と声をかける人もいるかもしれません。おしゃべりが弾めば湯布院の穴場も教えてくれるかもしれませんよ。

ちなみにこの温泉の隣にはこのような洗濯場があります。

yufuin8.jpg地面に洗濯板のようなぎざぎざが埋め込まれていて、温泉のお湯を使って(真ん中の蛇口から温泉が出る)洗い物をすることもあるのだそうです。そしてもうひとつ豪快な話も。
寒い時期の飲み会では、真ん中の浴槽に一升瓶をつけて「燗(かん)」にするとか。

知れば知るほど温泉天国の湯布院、ぜひ足を運んでみてくださいね。

投稿時間:11:00 | カテゴリ:ディレクターおすすめスポット | 固定リンク


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