2015年4月28日

2015年04月28日 (火)

何度も訪れたくなる、山古志

「新潟 山古志」を担当した、新潟局ディレクターの橋本です。番組をご覧いただき、ありがとうございました。

山古志は、11年前の新潟県中越地震で大きな被害を受けた地域ですが、この厳しい「冬」の間に養われる濃い人間関係や精神力が、復興への原動力になったのだなあと、連日の豪雪に震えながら思いをはせた一冬でした。

さて、山古志はこれからが春本番。他の番組も合わせると1年間山古志に通い続けた私ですが、人も自然も息を吹き返す山古志の春は何度でも訪れたくなる季節。番組をご覧になって、ちょっと行ってみようかしらと思われた方におすすめの場所をご紹介します。

★早起きして金倉山(かなぐらやま)から朝霧の棚田を堪能!

虫亀(むしがめ)という集落にある金倉山に向かう道中、棚田ごしに日の出を見られる場所があります。5月になると棚田に水が入り鏡のようになるため、刻一刻と変わる朝日の色が水面に映えます。なかでも、霧が立ちこめる中での朝日は幻想的!地元の方に伺うと「朝霧は前日が雨で次の日晴れたときに出やすい」とのこと。とはいえ、私たち撮影クルーも何度か挑戦しましたが、朝霧に出会えたのは1回だけ。出るか出ないか、楽しみにしつつ、早起きしてみてはいかがでしょうか?

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★引き分けでも迫力満点!「牛の角突き」

番組でもご紹介した「牛の角突き」は、5月からが本場所です。11月まで、月に1~2回、専用の闘牛場で行われます。牛同士の闘いはもちろん、牛を怪我させないよう勢子(せこ)と呼ばれる男たちが牛を引き離しにかかるところからがもう一つの見どころ。はじめは「引き分けというルールで面白いのかなあ・・・?」と半信半疑だったのですが、引き分けの合図とともに、男たちが一丸となって二頭の牛を引き離す様子は、ラグビーの連携プレーのよう。特に5月の初場所は、牛持ちの皆さんにとっても気合いに入る場所。新緑のブナ林にある闘牛場で、牛と人が作り出す雪国の角突き、ぜひ味わってみてください!

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続いては、今回の「風土記」で初めて山古志を訪れたディレクターの横山から、山古志をもっと知りたい!味わいたい!体験したい!という方へのおすすめポイントを紹介します!

 

撮影は雪深い冬が中心でしたが、これから山古志は緑豊かな美しい景観が姿を現します。せっかく訪れるなら山古志の魅力を知って、美味しいものに舌鼓み、全身で山古志を感じたいもの。というわけで、取材中に見つけたおすすめポイントがこちら。

まずはココ!山古志のすべてが分かるミュージアム

まず立ち寄りたいのが、長岡市役所・山古志支所に隣接している施設「やまこし復興交流館おらたる」。1階では山古志の観光スポットがタッチパネルでカンタンに検索できる他、スタッフが見どころ情報を親切に教えてくれます。2階の展示スペースでは、中越地震の発生から全村避難、帰村復興の経緯がわかりやすくパネル展示。そしてぜひ見てもらいたいのが、プロジェクション・マッピングを駆使した地形模型シアター。約8分間に渡って展開される山古志の映像は息を呑む迫力です。

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★かぐらなんばんを使ったオリジナル料理を味わう

番組でも紹介した「やまこし汁」。肉団子の中からにじみ出る爽やかな辛さは、かぐらなんばんならでは。他にも地元で採れた7種類もの野菜がいっぱい入った団子汁です。やまこし汁は地震後、復興のお礼に何か作れないかと地元の子供たちがレシピを発案、料理好きのお母さんたちが完成させた、山古志のオリジナル料理なんです。冬場は古志高原スキー場の食堂で常時食べられる人気メニューですが、残念ながら冬場以外は常時食べられる場所はありません。でも、あきらめることなかれ!やまこし汁は、山古志や長岡市内で開催されるいろんな地域イベントに随時お目見えする予定。

そして、もうひとつのおすすめメニューは「かぐらなんばんカレー」。ペースト状のかぐらなんばんがふんだんにルーの中に。一口食べると…うん普通に美味しい!そのうち辛さがジワっと押し寄せてきて、これまた美味しい!こちらは山古志にある食堂で食べることができます。やまこし汁と、かぐらなんばんカレー。山古志のお母さんたちが心込めて作った料理をぜひ味わって見てください。

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中山峠を歩いてみよう!

日本一長い手掘りトンネル「中山隧道」。これが出来るまでは山古志の人々は4キロもの峠道を歩いて越えたそうです。中山峠の頂上にある芋川薬師の祠は、大雪の時の避難場所として使われていたとか。でもご安心を。現在の中山峠は、冬季以外は車で交通が可能。夏場は自然と触れ合える散策ルートとしてドライブやハイキングに最適な場所です。そして、この4月29日、中山峠で「かんじきウォークツアー」が開催されます!地元の皆さんが運営している団体「山古志住民会議」の主催で、まだ根雪が残る峠道を、かんじきを履いて歩こうという試み。地元ガイドの案内でおよそ3時間。体力に自信のある方、先人たちが立ち向かった苦労を追体験しながら、山古志の自然をたっぷり味わってみてはいかがでしょうか?

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山古志を訪れた人は、きっとまた来たくなるはず。だって僕がそうですから。

投稿時間:16:24 | カテゴリ:ディレクターおすすめスポット | 固定リンク


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