2014年9月23日

2014年09月23日 (火)

山笠のあるけん 博多たい!

「博多」を担当した高橋です。

 

「山笠のあるけん 博多たい」

山笠の事は知らなくても、このフレーズは聞いた事があるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。博多の銘菓のCMに出てくる名台詞です。「博多があるから山笠があるのではなく、山笠があるから博多があるんだ!」という、博多っ子の山笠愛を表現しています。博多っ子にとって、山笠は全ての中心なんです。という事で、今回の新日本風土記では、テーマは「博多」ですが、どっぷり山笠を特集させて頂きました。

 

山笠の期間は7月1日~15日の2週間ですが、博多っ子は一年中、山笠モード。今の時期でも山笠気分が感じられる場所や、祭りにのめり込む男「のぼせもん」に会える場所をご紹介します。

 

【ポイント① 豪華絢爛な飾り山】

山笠が開幕すると、展示用の巨大な山笠「飾り山」が市内14カ所で飾られ、街が山笠一色に染まります。基本的に、山笠の期間中しか見られませんが、櫛田神社や上川端商店街では、観光客のために、飾り山を常設展示しています。高さは、およそ10メートル。豪華絢爛な飾りを作っているのは、博多人形師。山笠開幕の2ヶ月程前から、人形師は、博多人形作りをストップして山笠に没頭しています。人形師ものぼせるのが、山笠なんです。kushida1.jpg(櫛田神社の飾り山)

kamikawabata.jpg

 (上川端の飾り山)

 

櫛田神社の境内には、歴史資料館があり、江戸時代の山笠を描いた金屏風や博多人形師が作った精巧なミニチュア山笠など様々な山笠の資料が展示されている他、その年の山笠の中継映像も見る事ができます。およそ770年前から今まで続く、山笠の歴史を是非、体感してみてください。kushida2.jpg(櫛田神社の写真)

 

【ポイント② のぼせもんが集う店】

櫛田神社の南神門前では、番組で登場した荒牧さん夫婦が焼き餅屋を営んでいます。夫の英敏さんは、山笠における町の代表「町総代」。面倒見がいい兄貴肌で、愛嬌たっぷり。そのキャラクターから企業のポスターに登場した事もある名物のぼせもんです。(店には、法被姿の荒牧さんが女性二人に囲まれて照れ笑うポスターが貼ってあります)男達を夢中にさせる山笠の魅力とは何なのか?焼き餅を買うついでに、質問してみてください。

 

aramaki.jpg

aramaki2.JPG

 

【ポイント③ 山笠〝専門〟店】

「年中、山笠」を体現しているのが、山笠用品専門店を営む半田昭二さん。店にあるのは、男衆の必需品、法被、締め込み、地下足袋などの他、自作の山笠ストラップなど全て山笠関連の品物。売上げの8割~9割は、山笠の期間ですが、年中営業しています。

 

yamakasa1.jpg

 

yamakasa2.jpg

半田さんは、20代の頃、4年間海外を放浪した中で、故郷の風習を大事に受け継ぐ暮らしに出会い、感銘を受けたそうで、その時「博多には山笠があるやん!」と思い至った事が、現在の店を開くきっかけとなったんだとか。半田さん手作りの山笠の道具を見て、触れて、博多に根付く、山笠の心を感じてみては、いかがしょうか。handasan.jpg

 

handasan2.jpg

投稿時間:11:00 | カテゴリ:ディレクターおすすめスポット | 固定リンク


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