2018年06月22日 (金)

「あららがま」=ナニクソ。

okinawa1.jpg「沖縄のうた」のディレクター、玄です。

【宮古島へ行ったときのこと】

空港から車で移動中、窓を見ながら、下地イサムさんが呟きました。
「宮古は、山が無いんです」

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下地さんは、この島で生まれ育ったシンガーソングライター、宮古の島言葉で歌を作って唄い続けています。okinawa2.jpg「だから昔は、水不足で苦労したそうです、雨乞いの歌ばかり唄って」
宮古島の民謡は、独特、三線など楽器を受け付けないで、手拍子だけで唄っていたそうです。
「“情熱と冷静” よく宮古島と石垣島(八重山)を比べて言うんです。
 石垣は、沖縄で一番高い山があって水にも恵まれている豊年豊作の島。
でも宮古は、『あららがま=ナニクソ』っていう反骨精神の土地、僕の中にも絶対ある。」
下地さんも、負けず嫌いで、ブルースな人らしい。

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【ホッピーで島の夜がふけて】

みんなで晩メシを食べていたとき、お酒の話になって、僕が言った。
「ホッピーが大好きなんです、飲みたいなぁ」
ホッピーは、ビールのような液体に焼酎を割って飲む物、東京の庶民的な店にはだいたい置いてある。でも、沖縄の店ではほとんど見かけなかった。
「ホッピー?僕も飲みますよ!・・宮古でも一軒あるけどねっ・・・」
下地さんに案内されて、その店へ行った、先輩がやっているという。
一見、酒屋のようなコンビニのような、中へ入ったらやっぱりコンビニみたい。でもちょっと違う、レジのところがカウンターになって、椅子が居並んでいる。本当だ、酒類のガラスケースの中に、ホッピーの瓶がズラッと聳え立っている。
「キンミヤもあるさ、私が宮古で初めてキンミヤを出したんだ」
店の主の先輩が教えてくれた、ホッピーをキンミヤ焼酎で割るのは、本道王道。
みんなでカウンターにすわって飲み始めた、つまみはガラスケースから選んで。

「中学生の頃、グラシェラ・スサーナが好きだったんです」
歌談議になって、僕が言った。グラシェラ・スサーナは、アルゼンチンの女性、日本語の歌をすごい歌唱力でギターの弾き語りをする。すると、彼女の歌声が突然店内に流れ始めた、主の先輩が笑っている。そして歌談議の展開に合わせて次々に話題になった曲が流れてくる、この人って何者なんだろう、さすが『あららがま=ナニクソ』の宮古人。

下地さんは、横でホッピーを飲みながらギターを弾いている、「何か贅沢ですねぇ」VE(ビデオエンジニア)の鈴木さんが感慨深げにポツリと言った。

投稿時間:12:29


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