2017年12月26日 (火)

丸亀っこ いきつけのパワースポット

「丸亀」を担当しました高松局の木村です。実は丸亀が新日本風土記で取り上げられるのは今回が初めてではありません。「うどん」「讃岐」「瀬戸の島々」「城 十二天守への旅」「こんぴらさん」などの回で丸亀の代表的な風土・名産品はすでに紹介されているのです。と、いうことで今回は必然的に地元の人でもよく知られていないようなディープなスポットを取材することが多かったです。残念ながら、番組ではすべて放映できなかったのですが、せっかくのご縁で出会わせていただいたすてきな場所なのでいくつかご紹介します。

kousokukaranoiiyasan.jpg高速道路や鉄路で丸亀に近づくと、まず目に飛び込んでくるのが、キレイな三角形。標高422メートル、讃岐富士こと飯野山です。言わずと知れた丸亀のシンボルですが、頂上にはこの山が信仰の山であることを表すパワースポットがあります。弘法大師が一夜にして彫ったと言われる薬師如来石仏がまつられているお堂。普段は閉まっていて、その石仏も見ることは出来ませんが、毎月8日だけはお堂が開き拝むことができます。

 

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さらに、午後1時からはそこで護摩焚きも行われているのです。20人ほどしか入れないこぢんまりとしたお堂ですが、毎月のように通って祈りをささげている方が多数いらっしゃいました。聞くと「わざわざここへ登ってきて祈ることで願いが届く気がする」とのこと。

yakushijigoma22.jpg弘法大師もここで雨乞いの祈りを捧げていたとか。確かに、飯野山からは丸亀平野一円が眺めることが出来ます。乾いた大地が潤うようにと願いたくなるのもうなずけます。何か大切な願いごとをお持ちの方、少し足を伸ばして頂上まで登ってみてはいかがでしょうか。

 

bonboriwalk.jpgもう少し、気軽に行けるパワースポットも。丸亀は江戸時代に広がったこんぴら参りの玄関口としても栄えました。丸亀港がその入口。そこからこんぴらさんへの延びる参拝道は丸亀街道と呼ばれ、今でも人々が寄進した灯籠が町のあちこちに残されています。毎年11月、その灯籠に火がともり、当時の街道を歩くイベントも行われます。幻想的な雰囲気なので、ぜひ一度参加してみては。

kitamukijizougaaruotera.jpgさて、その丸亀街道の脇道に大きな楠の木があり、そのそばにお地蔵さんがたたずむスポットがあります。珍しい“北向き”地蔵として信仰を集めています。

kitamukijizou.jpgそれだけではなく、このお地蔵さんは丸亀城を守っていたとも言われています。かつてお地蔵さんの前の道路は丸亀城の外堀でした。地元の方によると、城主はこの一帯に神社仏閣を集め、信心深い人々を住まわせることで戦乱を起こさないようにしていたとか。今でもこのお地蔵さんの前では散歩がてら、通院がてら、出勤がてら、さまざまな人が立ち止まって手を合わせています。地元の自治会でもキレイな気持ちで拝めるように毎日、掃除をしてくれています。偶然通りかかったあなたの願いも、聞いてくれるかも知れませんよ。

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投稿時間:11:00


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