2016年12月13日 (火)

渡し舟、出会いと発見の小さな旅。

「渡し舟」を担当しましたドキュメンタリージャパンの米澤です。

皆さんは渡し舟に乗ったことがありますか。私は今回の取材で初めて乗りました。渡し舟、オススメです!! 懐かしい艪の音や、ゆっくり変わる景色、舟の上での何気ない会話etc…挙げていけばキリがありません。中でも、私が一番感動したのは、舟から見る水面です。美しくて言葉を失います。本当にずーっと見ていられますよ!

yagirikodomo.jpgこの距離から川を眺めることができるのは、渡し舟だけの特権ではないでしょうか。

さて、舟に乗りに行くのも良いですが、5分ぐらいで渡りきってしまいます。舟のついでに、別の目的もあったほうが楽しいです。ということで、渡し場の周辺で見つけたおすすめスポットをご紹介します。

まずは、福島県の奥会津にある沼沢湖です。

numazawako.jpg大蛇が美女に化け、人々を惑わせて襲った、という伝説が残っている湖です。近くには大蛇の首を祀ったとされる沼御前神社がひっそりと佇んでいます。非常に静かな場所で、取材で行った時は誰にも会わず、実にスピリチュアルな空間でした。都会の喧騒から抜け出して、時が止まったようなひとときを過ごしたい、そんな方にオススメです。でも、湖畔で美女に出会ったら、ご注意下さい!(笑)

続いては、東京都葛飾区柴又から矢切の渡しで渡った先に広がるネギ畑。

yagirinegi.jpgkondousan.jpg松戸市の特産品「矢切ネギ」を見せてくださったのは矢切農家の近藤さん。このネギ、普通のネギに比べて断然太くて、甘みがあるそうです。これからのシーズン、鍋にもってこいですね。

nogikunohaka.jpgそして、近藤さんオススメの矢切を一望できる場所。有名な小説「野菊の墓」の文学碑がある公園で、夕日がとっても綺麗です。東京の夜景も楽しむことが出来ます。

namisan.jpg最後にひとつ、舟の中にあるオススメポイント。

山形県最上川にある仙人堂の渡しのガイド・鈴木なみさんの舟歌です。

「ハァ ヤッショーマカショ シャンシャンシャン ソレ 花のやま〜がた 紅葉の天童 雪を チョイチョイ 眺むる尾花沢 ハァ ヤッショーマカショ シャンシャンシャン」(花笠音頭)

最上川の急流の音に調和して響く歌声は、短い船旅に、郷土の味わいを添えてくれます。

渡し舟を巡る旅は、出会いや発見の連続です。皆さんもぜひ一度、渡し舟に乗ってみてはいかがでしょうか。

投稿時間:11:00


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