牛にひかれずとも、善光寺へ
「善光寺」を担当したテレコムスタッフの萩原です。冬から春にかけて何度もお邪魔した善光寺。境内にはどこか懐かしくてのんびりとした空気が流れています。仲見世の人と住職が世間話に花を咲かせ、登下校時には地元の子供達の笑い声が響いたり…そんな善光寺が今、5月31日まで続く御開帳で大賑わい。これから行ってみようかな?という人に、善光寺のおススメをご紹介します。
★体験型の善光寺!
善光寺は祈りのテーマパーク。体験型の施設に溢れた場所です。御開帳の期間中に行われている「ご印文頂戴」では頭にポンッと印を押してもらえるのですが、これはパスポートに押されるハンコと同じ。極楽往生が約束されるといいます。もうひとつおススメが番組では紹介しきれなかった「お戒壇巡り」。真っ暗な回廊を歩いて「極楽の錠前」を探すのですが、ここが本当に真っ暗!暗がりから地上に出るまでの間は死から生への生まれ変わりを意味するとも云われ、そんな風に善光寺は子供から大人まで誰でも楽しめる場所です。そして何と言っても目玉は回向柱!前立本尊と結ばれるというこの柱に触れると、大きなご利益があるといいます。仲見世通りで信州名物のおやきを頬張りつつ、祈りの遊園地の様な楽しい境内をお楽しみください。
★善光寺参りはぜひ宿坊へ!
そんな善光寺の魅力を味わうには、境内にある宿坊に泊まっての善光寺参りがおススメです。古来、「一生に一度」と楽しみにやってきた参詣者を迎えてきた為か、善光寺の宿坊は「おもてなし」の寺。参詣者が善光寺参りを心置きなく楽しめるよう、心を尽くしてお客さんを迎えています。特に料理がおいしいのが特徴で、番組で取材した兄部坊さんで頂く10品以上の季節料理は、野菜の概念が覆る絶品でした。おいしい精進料理で身も心も清め、翌朝早起きして本堂での朝の法要に参詣する…。365日毎朝欠かさず行われているこのお朝事は、清々しい朝に住職らが唱えるお経を聞きながら、如来様に手を合わせるありがたい時間。不思議とありがたい気持ちになってきます。
善光寺に行かれる際はぜひ宿坊へ。ただし御開帳期間中はどこも大賑わいの為、必ずお電話での予約をお忘れなく。
投稿時間:11:00