第69回 NHK杯全国高校放送コンテスト
ラジオドキュメント部門 優勝者
佐賀清和高等学校 北島羽矢さん 「心をはこぶ」制作
こんにちは。第69回大会のラジオドキュメント部門で優勝した、佐賀清和高等学校の北島羽矢です。
NHKホールにて撮影(中央で優勝カップを持つ北島さん)
私は、想像しやすく聞きやすいラジオを創ることを心掛けました。その上で工夫したことをいくつか紹介します。
まずは環境音を入れる、ということです。私の昨年の作品は、一人のバスの運転手さんの車内アナウンスにスポットを当てたもので、冒頭から実際にバスに乗って録音した音を使っています。走行音や扉の開閉音、細かなノイズを除去してアナウンスだけ聞こえるようにしようとも考えましたが、実際にバスに乗っている様子をリアルにイメージしてほしい！と思ったところからそのままの音源を使用しました。
制作中の北島さん
また、“聞きやすいラジオを”ということで、インタビュー時に入った笑い声や話す時に無意識に使ってしまう「えっと」や「んー」という声を0.1秒単位で細かくカットし、全く入れないようにしました。他にもインタビューの声が急に出て驚かせてしまわないように、話し出しの前にすこし環境音を挟んでから声を入れるようにしたりと細かいところに気をつかって編集しました。
在校生にインタビュー行う北島さん
具体例ばかりになってしまいましたが、これらの私の小さな工夫が今後の皆さんの作品制作においてプラスになれたらうれしいです。
悔いの残らない、自分の納得の行く作品が完成出来るように頑張りましょう！最後まで読んでくださってありがとうございました。