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第66回 NHK杯全国高校放送コンテスト
創作ラジオドラマ部門 優勝者
入屋早紀さん 「溺れ…る。」制作
こんにちは。お忙しい時期にこのメッセージを読んでくださりありがとうございます。今回は皆さんに、私が高校時代大切だと思ったことを2つお伝えしようと思います。
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全国大会優勝直後のお写真(カップを持っているのが入屋さん)
1つ目は、感謝の気持ちを忘れないということです。
『溺れ…る。』は、顧問の先生方をはじめ、放送部の仲間や、OB・OGの先輩方、ピアノ演奏を提供してくださった先生、意見をくださった方々など、沢山の人の力があって完成させることができました。
番組は一人で作ることはできません。しかし私は制作が行き詰まったとき、余裕がなくなり、一人で戦っている気持ちになってしまいがちでした。そんな私に、沢山の人が声をかけ、「一人じゃない」と気付かせてくれました。今改めて、感謝の気持ちでいっぱいです。私はNコンを通して、「私には沢山の仲間がいる」ということ、また、支えてくれる人々の大切さに気付くことができました。
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愛媛県大会で、顧問の先生と放送部の仲間と。(1列目、左から3人目が入屋さん)
2つ目は、自分が描きたいことは何なのか改めて考えてみることです。
私は、作り手が心から「伝えたい」「表現したい」と思ったことを描いたストーリーは、必ず人の心を動かすと思っています。
私は作品制作を始めた当初、プレッシャーから「なんでもいいから結果を残せるものを作らなければ」という考えに走りがちでした。しかしそれでは上手くいかず、改めて、“自分は何のためにドラマを作るのか”、“ドラマを通して何を表現したいのか”、ということを考えました。そのとき初めて「面白い」と思えるストーリーを書くことができたと思います。
努力した経験は、必ず意味あるものになるはずです。皆さんにとってNコンが素敵な思い出となりますように!