
Case2.NHKアナウンサー
夢と人生を与えてくれたのがNコンでした
副島萌生さん
NHKのスポーツニュース「サタデースポーツ」「サンデースポーツ2020」などでおなじみの副島萌生アナウンサー。高校の3年間は、毎年、Nコンのアナウンス部門に参加。1分半の原稿作りに悩み、時間を惜しんでは読みの練習に全力で取り組んでいたそうです。

「サンデースポーツ・サタデースポーツ2020」の大越健介キャスターと
現役時代に参加したNコンの思い出は?
今でも覚えているのは「何かを生み出すのってこんなに大変なのか」と感じたことです。題材も決まらないし、書き始めても伝えたいことがまとまらない。書いては消し、書いては消し…を繰り返し、原稿が完成した後も、勉強の合間やお風呂でも、ひたすら読みの練習!大会を迎える時には、原稿というより思い出の詰まったお守りのような存在になっていました。もう10年も前になるんですね~、懐かしいです。
Nコンに参加してよかったことは?
Nコンがきっかけで選抜高校野球の開閉会式の司会をしたのですが、その時の準優勝投手が、今シーズンから大リーグに挑戦しているマリナーズの菊池雄星投手でした。いつの日かアナウンサーになって菊池投手にインタビューしたい!甲子園で司会をした後、そう思うようになりました。それから9年経った去年の秋。海を渡る前の菊池投手にインタビューすることができました。夢がかなった瞬間でした。Nコンに出場していなかったらこの仕事についていなかったと思います。私にとっては夢を与えてくれたコンテストであり、人生を変えてくれたコンテストです。

Nコンに出場していた高校時代
現在の仕事で役立っていることは?
自分が興味を持ったことを調べて取材し、現場で得た情報や感じたことを分かりやすく簡潔な文章にまとめる。それを見てくださる方、聞いてくださる方に伝わるように読む。アナウンサーになった今、Nコンで経験したことは私の仕事そのものだと思います。

放送前の打ち合わせ風景
先輩からのエール
高校時代の思い出は?と聞かれると、必ず「放送!」と答えます。そのくらい、3年間、放送部での活動に全てをささげていました。きっと、みなさんも同じですよね。楽しいことばかりではなく、大変なこともたくさんあると思います。でも私が今、高校の放送部で過ごした日々を振り返ると、全てとても良い思い出としてよみがえってきます。大会では、皆さんが「これを伝えたい!」と思った純粋な気持ちを存分にぶつけることができますよう、応援しています。
「センパイに聞いちゃいました」
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