厚あげ

押して、布で
包んだり、水の
中から、流して、
こつこつ
あげても、さっぱり
箱みたい、黄金の
家みたい、
高く きれいに
光って行く。

朗読

中川なかがわ たかし

東京都 46歳 
知的障害

今回は、2回目で応募しました。
前回は「油あげ」という詩で、僕は、油あげを作っている課程で思い浮かんだことを書きました。
「厚あげ」という詩も、新しい挑戦で、スタッフから何回となく指導され失敗することもあったが、
一生懸命作業をしているときに思い浮かんでいることを詩に書きました。
現在は、またちがう製品を作っているので、楽しく職場へ行っています。