親子だから

ぼくが生まれた時のこと
ぼくが小さい時のこと
ぼくは覚えてないけどね
お父さんと お母さんが
話してくれるよね
もしもね、もしものことだけど
2人が年をとった時
いろいろ忘れちゃったらさ
今度はぼくが話してあげる
歩くのが大変になったらさ
今度はぼくが支えてあげる
ずっとずっと話そうよ
ずっとずっと笑っていよう
ずっとずっと一緒だよ
ね、お父さん
ね、お母さん

朗読

小林こばやし 宏夢ひろむ

長野県 18歳 
知的障害

ぼくが生まれてお父さんはお父さんに。お母さんはお母さんになった。
ぼくが「お父さん、お母さん」という名前をつけたんだ。
みうが生まれてぼくはお兄ちゃんになった。ぼくの家族。かみさまからのおくりもの。
それぞれができるときにできることをやって笑ったり助け合って生きていく。ぼくは、ぼくの家族が大好きだ。