ふしぎなよる

それはいつものよう
にねていたときのこと
だった
ぼくがベッドからおきあ
がろうとした
だがからだがうごかなかった

なんとかめをあけると
まどからすごいひかりと
あるはずのないかがみがあった
そしてからだがうごくようになると
ひかりもかがみもなかった

ふしぎ

朗読

桑野くわの 凜太郎りんたろう

福岡県 18歳 
知的障害

この話は、実際に自分が経験した話です。
学校で文章を書くときに、かなしばりにあったことを思い出しました。
弟から聞いた話ですが、かなしばりは夢と現実の間なのだそうです。
たぶんわたしが見た光や鏡は、夢だと思います。ほんとうにふしぎな経験でした。