第27回NHKハート展WORK
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キセキ
私は、リハビリに向かう前、
気合を入れたい時、病室の床を見る
車いすの跡。歩行器の跡。杖の跡。
先輩たちが残してくれた「想い」の
キセキが 今の私の一歩になる。
朗読
伊藤 菜海子
茨城県 28歳
肢体不自由
強化リハビリ入院中に書いた詩です。
病棟や病室の床はたくさんの人たちが今まで積み重ねてきた「軌跡」で
そしてそれは、一人一人の小さな「奇跡」につながっているのかもしれません。
私も先輩たちから「想い」のバトンをしっかり受けとって、
一歩一歩を大切に歩み、「キセキ」を残していきたいです。