2018年9月、北海道胆振東部地震に伴い、全道でブラックアウト(停電)が発生。
その時に道民が感じたのは、
「これが冬に起きていたらどうしよう」
「暖房が効かない状況をどう乗り越えればいいんだ」
ということでした。
その教訓を忘れないため、厳冬期には-30℃を下回ることもある極寒の町、北海道・北見市で、「NHKオホーツク寒冷地防災パーク」を実施しました。
当日は、第50回を迎える「北見冬まつり」も開催されており、訪れたたくさんの家族連れのみなさんに、日ごろから自分たちに何ができるか、考えるきっかけにしていただけるよう、オホーツク地域の大学や関係各機関による様々な体験コーナーを用意しました。
さて、みなさんは避難所に必要な「TKB」をご存じでしょうか。「TKB」とはトイレ(T)・キッチン(K)・ベッド(B)のこと。「快適で十分な数のトイレ」「温かい食事」「簡易ベッド」の提供が必要で、この3つを十分に揃えることが、避難所の環境を改善することに直結します。
日本赤十字北海道看護大学のブースでは「簡易トイレ」と「段ボールベッド」を展示、災害食の蒸しパンを提供しました。
そして今回は特別に「TKB+W(ウォーム)」として、足浴体験も実施、まるで足湯に浸かっているような気分が味わえました。
NHKのVR体験コーナーでは、北海道胆振東部地震後の様子を体験。まるで自分がその場にいるような感覚に。
今回のイベントに合わせ、暴風雪が発生した際に活用できる「いのちを守る五箇条」も作成。
暴風雪のときは、とにかく家から出ないこと!当たり前のようですが、これが鉄則です。
冬に災害が起きた時など、「寒さ」への対策が必要なのは北海道だけではありません。
「急に電気・暖房が使えなくなったら…」
「避難所ではどのように過ごせばいいのだろう…」
全国のみなさんも、災害が起きた時、インフラが止まってしまった時、どう持続的に過ごしていくか、そのために日ごろからどんな準備をすればよいか、考えてみてはいかがでしょうか!
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当日は、「忍たま乱太郎」キャラクターショーやNHKニュース7出演中の平野有海キャスターのお天気教室も実施。多くの家族連れでにぎわいました。
なんと乱太郎は北見の名物、カーリングを体験!
ヘムヘムは巨大滑り台にチャレンジ!
寒い地域ならではの楽しみもみんなで体験しました!!