イベント探訪ブログ N:KIKOU

【えぬきこう】
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巨大虫かごでバーチャル昆虫採集「とびだすデジタル昆虫展AR」開催

tobidasu1.png3月25日(金)~29日(火)の春休み、NHK松山放送局ではAR(拡張現実)の技術を使った「とびだすデジタル昆虫展AR」を開催しました。

新型コロナウイルスの影響で遠出ができない、虫が苦手だから子どもを昆虫採集に連れていけない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際の山や川などに出向かなくても「昆虫」を通じて身近な自然や生きものについて、家族や友達と気軽に楽しく学ぶ機会を提供できないか。そこで、学校の授業でも使われている教育コンテンツ「NHK for School」の動画とAR技術を活用することで、昆虫大好きな子どもたちが昆虫採集を疑似体験できるイベントを企画しました。

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会場には虫かごをイメージした巨大虫かごテントが登場!
巨大虫かごテントは「草むら」「水辺」「森」の3つのゾーンに分かれています。
テントの中に入ると、リアルな自然の風景が広がり、自分が昆虫サイズになったかのような体験ができます。
そして、テントの中に設置された“昆虫マーカー”を専用タブレットで読み込むと・・・

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“デジタル昆虫”が出現!!(デジタル昆虫とは、AR技術で再現された昆虫で、専用タブレットのカメラを使うと観察できます。)
カブトムシやオオカマキリなどよく知られている昆虫だけでなく、四国にゆかりのある珍しい昆虫も観察することができます。
デジタル昆虫は、愛媛大学で昆虫の研究をされている吉冨博之准教授に監修していただきました。昆虫の形や模様、しぐさなど細かいところまでこだわって制作しました!

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デジタル昆虫を見つけたら、ミッションにチャレンジ!
デジタル昆虫をさまざまな方向から観察したり、「NHK for School」の動画を見ることで出題されたクイズを解くことができます。

tobidasu6.jpg昆虫マーカーからとびだしたデジタル昆虫に驚く子どもたちの姿や、
ミッションクリアを目指して、真剣な様子で観察したりNHK for Schoolを熱心に視聴したりする様子がとても印象的でした。

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また会場には子どもたちに大人気の自然・科学番組のコンテンツも出張出展!
床に映し出された草むらの中から、虫を探してつかまえるゲーム「香川照之の昆虫すごいぜ!×ものすごい図鑑」の“草むらで昆虫をさがせ!”

tobidasu8.jpg「なりきり!むーにゃん生きもの学園」の“みるみる君”
小さな実物の昆虫標本を大画面に映し出して観察できる装置です。タマムシの美しいはねやハンミョウの大きなアゴなどを観察できました。

とびだすデジタル昆虫展ARは、今後もさまざまな場所で開催していきます。
4月29日(金・祝)~5月5日(木・祝)の大型連休には、愛媛県新居浜市の「あかがねミュージアム」で開催します。
(※会場の広さや新型コロナウイルスの感染状況などにより展示内容は変更になる場合があります。)

イベントの詳細は、NHK松山放送局のホームページでご案内しています。
ぜひお越しください。