イベント探訪ブログ N:KIKOU

【えぬきこう】
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東寺の至宝が集結!!ようこそ!空海の曼荼羅ワールドへ

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気品漂う高貴なお顔に、つい惚れ惚れとしてしまうこちらの仏像。

京都を代表する名刹・東寺(教王護国寺)講堂の「帝釈天騎象像(たいしゃくてんきぞうぞう)」です。
実は日本有数の“イケメン仏像”として大変な人気を誇っています。

この帝釈天像をはじめとする、東寺の至宝が一挙集結する特別展「国宝 東寺―空海と仏像曼荼羅」が3月26日に上野の東京国立博物館で開幕しました。


東寺は、平安京遷都に伴い王城鎮護のお寺として建立されました。

そして823年に、唐で新しい仏教である密教を学び帰国した弘法大師空海は嵯峨天皇より東寺を賜り、真言密教の根本道場とします。

空海は、密教の難解な教えを理解するにはイメージの力が非常に重要だと考え、数々の優れた造形物を日本にもたらしました。

今回の展覧会では、空海にまつわる名宝をはじめ、東寺に伝わる文化財の全貌をご紹介します!

中でも注目していただきたい作品が、冒頭ご紹介した「帝釈天騎象像」を含む立体曼荼羅です。

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曼荼羅とは、仏の複雑な世界を視覚的に表したもの。
空海は、独自の構想により21体の仏像から成る「立体曼荼羅」を作り上げました。
なんと本展では、東寺講堂にある「立体曼荼羅」21体のうち史上最多の15体の仏像が大集結します!

1200年東寺が守り続けてきた至宝が、京都から東京に運び出される・・・
それは大変な作業です。

20190329_3.jpg20190329_4.jpg20190329_5.jpg学芸員による入念な点検の後、熟練のスタッフが、細心の注意を払って慎重に移動・梱包していきます。

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こうして無事に東京に到着したお像は、またひとつひとつ丁寧に展示室に設置されていきます。

東寺講堂では、なかなか仏像の背面を見ることができませんが、展覧会場では15体すべてを全方位からご覧いただけます!

さらに・・・
なんと今回特別に、イケメン「帝釈天騎象像」に限り写真撮影OK!!!
東寺講堂はふだん撮影NGなので、本展覧会限定のスペシャルな機会です。

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圧巻の空海ワールドをぜひ体感しにいらしてください。

特別展「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅」
会期:2019年3月26日(火)~6月2日(日)
会場:東京国立博物館 平成館(上野公園)