6月14日(日)放送
韓流シネマ 抵抗の系譜

写真・左:韓流シネマ 映画プロデューサー李鳳宇(リ・ボンウ)さん
写真・中央:韓流シネマ イ・チャンホ監督(「風吹く良き日」1980年)
写真・右:イ・チャンドン監督(1999年ペパーミント・キャンディー、2002年オアシス)

写真・左:イム・グォンテク監督(1981年曼陀羅、1993年風の丘を越えて、1994年太白山脈)
写真・中央:俳優アン・ソンギ(1980年風吹く良き日、1994年太白山脈)
写真・右:パク・チャヌク監督(2000年JSA、2003年オールドボーイ)

 

写真・左:ポン・ジュノ監督(2003年殺人の追憶、2006年グエムル〜漢江の怪物)
写真・中央:俳優チェ・ミンシクさん(2003年オールドボーイ主演)

 

映画やドラマで圧倒的人気を博す“韓流”。しかし、その隆盛の背後には熾烈(しれつ)な現代史がにじんでいる。

“韓流”の源流は、日本の植民地支配の黎(れい)明期、そして、戦後の解放、朝鮮戦争、それに続く冷戦・・・と、映画が国家意思と一致することが求められた過酷な時代にまで遡(さかのぼ)る。“韓流”爆発に至るまで、映画人たちは、どのように時代と格闘し、自(みずか)らの表現を獲得してきたのだろうか?

この春、日本での“韓流”ブームの火付け役となった在日のプロデューサー李鳳宇は、かねてからの念願だった韓国の映画人の足跡をたどり、往年の巨匠や名優たちを訪ね、映画への志を存分に語りあった。番組では、映画人たちの証言をつむぎながら、スクリーンに映された朝鮮半島の現代史を見つめる。

語り手:李鳳宇 (リ・ボンウ 映画プロデューサー)
韓国映画「シュリ」「JSA」などを配給、日本映画「パッチギ!」「フラガール」などを製作。
2007年淀川長治賞、著書「パッチギ!的」「日本映画は再興できる」

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