7月8日(土)放送
爆笑問題×東大 〜東大の教養 決定版〜
写真:爆笑問題、小林康夫(東京大学教授)

 今、ちまたは「教養」ブーム。先が見えない現代社会でサラリーマンたちが生き抜くための「教養」を求め始め、また大学教育の現場でも行き過ぎた専門化への反動からか、「教養」に再び光が当たり始めている。

 そんな中、全国でもけうな大学院まで「教養」を専門とする課程を持ち、戦後一貫して「教養」に中心を置いてきた大学がある。ほかならぬ、東京大学である。この東京大学教養学部の駒場キャンパスで、新入生歓迎シンポジウムが行われた。テーマは、「現代の教養とは何か?」。そして招かれたパネラーは爆笑問題の2人。東京大学教養学部教授陣と爆笑問題による熱いトークバトルが展開される。

 「あなたたちは守られている。」爆笑問題の挑発的な問題提起から始まった議論は次第に熱さを増し、真摯(しんし)な教養論の応酬へと展開する。もちろん、そこは爆笑問題、真摯な中にも笑いのツボははずさない!ピカソ、西田幾多郎、立川談志…。古今東西の知性を縦横無尽に論じながら、現代における教養とは何かに、太田光が迫る。そして、東大生たちの質問に誠実に答える。これは、2006年の知の風景を考えるためのひとつのトークドキュメントである。

 5月27日深夜に45分サイズでお送りした「東大の教養」は大きな反響を呼び、メール、電話などでの再放送希望が殺到した。今回はその熱い声にお応えし て、90分のロングバージョンでお送りする。前回は放送できなかった「平成の教養人」のコーナー、さまざまな教授陣の声なども交える。

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