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長引く不況の下で苦しむ中小企業。その中で、外資の力を借りて、会社を立て直そうとする動きが加速している。中でもアジア資本が、技術力のある日本の中小企業に注目している。
経営は芳しくなくても、「技術力」と「取引ネットワーク」に、キラリと光るものがある日本の中小企業。国や自治体も、企業倒産を減らすために、製造業に興味を示すアジアの企業へ、投資をあっせんし始めている。
特に2000年の江沢民講話「能力のある企業はどんどん海外進出せよ」以来、中国は海外との合併、海外企業への投資に積極的になっている。広大な中国の市場、中央や省政府からのバックアップを背景に、海外企業の「技術力」と連携し、高成長につなげる戦略が掛かっている。
金融機関からの資金調達がなかなかままならない日本の中小企業としても、メリットがある外国資本の導入。中小企業の技術力を媒介に、新しい日本とアジアとの関係が始まっている。
具体的なケースを通して、現状を見つめていく。 |
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