2012年5月13日(日) 夜10時
2012年5月20日(日) 午前0時50分 再放送

テレビが見つめた沖縄
~アーカイブ映像からたどる本土復帰40年~

1972年、沖縄の施政権がアメリカから日本に返還されてから、この5月で40年になる。この間に沖縄は日本国の一県として社会資本が整備され、美しい海と独自の文化を生かした観光や農業、漁業で潤う反面、依然として米軍基地が集中する軍事基地の島であり続けている。巨額の振興費がつぎ込まれても、産業は育たず、いまも一人当たりの所得は全国の都道府県の中でも低く、失業率は全国で最も高い。

こうした沖縄の40年をテレビはどのように描いてきたのか。アイデンティティをめぐる葛藤、沖縄戦とその記憶、基地問題と「沖縄返還」の検証などの視点から、テレビ番組の映像に捉えられた沖縄の本土復帰の40年間を堀り起こし、関係者への取材などを通して個々の番組で提起された事実のその後を追う。アーカイブの映像化された記憶を足場に、沖縄の人々が40年をどう生きてきたのかを見つめるアーカイブドキュメンタリー。

ナビゲーター 西谷修(東京外国語大学教授) 知花くらら

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