2016年 220日(土)よる11時放送
再放送227日 午前0時放送(金曜深夜)

書家・金澤翔子30歳
~娘と母 新たな旅立ち~

ダウン症の書家・金澤翔子さん(30歳)。その全身からは、自由でのびのびとした「書」が生み出される。いきいきとエネルギッシュに躍動する筆。その書は、多くの人々に希望と力を与え続けている。去年3月には、ニューヨーク国連本部で「世界ダウン症の日」日本代表として招待された。いまや翔子さんの名はワールドワイドである。
そんな翔子さんを支え続けてきたのは、一緒に暮らす母・泰子さん(72歳)。書を教えたのも泰子さんだった。これまで二人三脚で歩んできた母と娘。翔子さんが30歳を迎えた去年、強い絆で結ばれた二人に大きな転機が訪れる。
翔子さんは、書家としての才能を伸ばそうと一人暮らしを宣言。母・泰子さんも自分の残りの人生を意識し、娘に独り立ちしてもらおうと、懸命に部屋探し。さらに娘を新たな書の師匠に預けた。翔子さんは、墨をつけると重さ25キロになる大筆を初めて本格的に運び、懸命に大作に挑んだ。そこで生まれた書とは・・・。
書家・金澤翔子さんと母・泰子さん、親子の新たなる旅立ちの1年を追ったドキュメント。

語り:室井滋
朗読:大沼ひろみアナウンサー
(内容59分)

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