2015年 1031日(土)よる11時放送
再放送117日 午前0時放送(金曜深夜)

FOUJITAと日本

藤田嗣治=レオナール・フジタ。パリで最も有名な日本人画家でありながら、その生涯は厚いベールに覆われてきた。戦争画を理由に戦争責任を指弾された藤田はフランスに帰化。戦後は一度も帰国することなく生涯を閉じたからである。
戦後70年の2015年。藤田を再評価する試みが進んでいる。
生涯の映像化が、初めて実現することになった。監督は、小栗康平。その生涯から「近代化以降の日本人そのもの」を見つめたいと語る。また、今秋には、東京国立近代美術館で、所蔵する藤田の全作品の公開が始まり、フランスではパリの銀行の倉庫に眠っていた2000点の遺品が初めて公開された。新資料や小栗監督の視線を通して、天才画家の実像に迫っていく。

語り:中條誠子アナウンサー
(内容59分)

この放送を共有する

※NHKサイトを離れます

写真
映画「FOUJITA」を撮った小栗康平監督
写真
東京国立近代美術館で初めて開催された藤田嗣治の全所蔵作品の展覧会
写真
藤田嗣治の遺品を寄贈されたフランスのランス市立美術館
写真
ランス市で初めて公開された藤田嗣治の遺品2000点