北海道をバイクでツーリング中に嵐に見舞われるが、吉雄に声を掛けられ九死に一生を得る。孤独で寡黙な大男は、民子と運命的な出会いをするが、人に言えない秘密を抱えていた。
厳しい北海道の地で義父と共に完全放牧を続ける一方、グラスフェッドミルクで新商品の開発を企画考案中。ひとり息子である武志を厳しくも愛情豊かに育てている。
道東を中心に不動産から新規事業まで手掛ける実業家。派手で女好きであるが、北海道人らしく、大らかで面倒見も良い。未亡人となった民子に何度もプロポーズをするが・・・。
小学3年生になる民子のひとり息子。引っ込み思案の処もあったが、耕作と出会ったことで、少しづつ活発になって行く。今は春の市民文化祭りに向けてピアノの練習に励んでいる。
吉雄の妹で民子の叔母さん。大規模酪農で成功し、未だに完全放牧に拘る吉雄の方針に疑問を頂きつつ応援している。民子がなんでも相談できる頼れる叔母でもある。
完全放牧と言う理念を掲げ中標津の地で半世紀以上、酪農を営むもなかなか赤字から脱却できない。今年が勝負の年と思っている。お人好しで、大のお酒好き。