【関連番組】

※放送日時は変更・休止となる場合があります。

花へんろ 風の昭和日記 -第一章- 総集編
BSプレミアム 7月18日(水)よる10時

花へんろ 風の昭和日記 -第二章- 総集編
BSプレミアム 7月25日(水)よる10時

花へんろ 風の昭和日記 -第三章- 総集編
BSプレミアム 8月1日(水)よる10時

早坂暁を探して~桃井かおりの暁さん遍路~
BSプレミアム 8月1日(水)よる9時

昨年暮れ、88歳で急逝した脚本家、早坂暁の最後の作品。昭和の名作「花へんろ」の特別編。
自らの体験をもとにした、兄と妹との心揺さぶる物語。

昭和初期の四国、松山。お遍路道に沿った商家の軒下に、人形と一緒に赤ん坊が置き去りにされていた。生活苦のお遍路さんらしい・・。この女の子は春子と名づけられ、少年・良介の3歳違いの妹として仲むつまじく育てられた。やがて戦争が始まり、16歳の良介(坂東龍汰)は、海軍兵学校に合格して瀬戸内の海を渡った。思案した母親・静子(田中裕子)は初めて春子に事実を告げた。「本当の兄妹ではない」と。兄にほのかな恋心を抱いていた春子(芦田愛菜)は無邪気に喜び、それを兄に伝えるために広島へ向かった。その翌日・・・原子爆弾が、上空でさく裂する。
終戦後、故郷に戻った良介は、信じるものもなく、妹を亡くした喪失感にさいなまれる。やがて苦悩する良介は、ある決心をする・・・。
13歳で亡くなった妹のことを、早坂はずっと書くことができなかった。しかし、数年前から“これだけは未来のために書き残したい”と脚本に向き合い始めた。病と闘いながら執筆を続けたが、途中から冨川元文にバトンタッチ、冨川が原稿を書き終えた2日後、この世を去った。人間の本質と社会を鋭い洞察力で描きつづけた早坂暁のいわば「人生の原点」を鮮やかに示す、遺作ともいうべきドラマ。

【主な登場人物】

富田良介(18)

坂東龍汰

松山の商家・富屋に暮らす主人公。憧れの海軍兵学校に入学するも敗戦後に帰郷を余儀なくされる。無為な毎日を送るなか、旅の劇団員のイチ子と出会い、惹(ひ)かれていく。その瞳の奥に見たものは妹・春子の面影であった。

富田春子(12)

芦田愛菜

生後間もなく遍路路に置き去りにされ、勝二と静子のもとで良介の妹として育てられる。やがて自分を守ると言ってくれた良介に対し、淡い感情を抱くようになる。そして兄に会うために山口県の防府へ向かうのだが…。

富田静子(43)

田中裕子

勝二の嫁で、良介と春子の母。町に唯一の劇場・大正座の小屋主でもある。良介に対する春子の想(おも)いに気づき、優しく見守っている。だが、戦争の激化により、大切な家族の暮らしが時代の渦に飲み込まれていくことになる。

富田勝二(48)

尾美としのり

静子の夫で良介と春子の父。富屋の主人。どこかのんきなところがあり、店の経営が不安なときも句会に興じて、時に静子の不興を買うことも。家族を大事にし、混沌とする社会をよそに飄々(ひょうひょう)と生き抜く。

天本イチ子(19)

中西美帆

興行のため大正座にやってきた旅の劇団の一員。空襲で家族全員を失い、懸命に生きてきた。そのためか、どこか陰がある。良介の純粋な気持ちに戸惑いながらもやがて惹(ひ)かれ合う。しかし春子の存在を知り、ある決断をする。

【番組情報/制作スタッフ】

スペシャルドラマ 花へんろ 特別編「春子の人形」

【放送予定】
2018年8月4日(土)BSプレミアム
よる9時から10時30分<90分単発>
【作】
早坂暁
【脚本】
冨川元文
【音楽】
池辺晋一郎
【出演】
坂東龍汰、芦田愛菜、尾美としのり、西村和彦、中西美帆、山本圭、田中裕子 ほか
【制作統括】
千葉聡史 加藤邦英
【プロデューサー】
伴野智