太平洋戦争80年・特集ドラマ
「倫敦(ロンドン)ノ山本五十六」
追加キャストのお知らせ
【放送】2021年12月30日(木) 総合 よる10時~11時13分
2021年12月、太平洋戦争から80年となるのにあわせてお届けする、特集ドラマ「倫敦ノ山本五十六」。真珠湾攻撃の作戦を指揮した海軍提督・山本五十六の、知られざる物語です。新発見の極秘文書に基づき、国民から「英雄」と呼ばれるようになる以前、海軍という組織の中でもがき続けた、新たな“山本五十六像”に挑みます。
今回は、主演・香取慎吾さんとともに演じる、11人のみなさんについてお知らせします。
■香取慎吾 ※既発表
山本五十六
本作の主人公。太平洋戦争のきっかけとなった真珠湾攻撃の作戦立案・指揮を行った海軍将校。ロンドン軍縮会議の予備交渉では、海軍の首席代表を命じられる。
<新たに決まった出演者のみなさん>
■高良健吾
富岡定俊
海軍軍人。終戦直後の東京で、海軍の公文書を収集する中、山本五十六に関する極秘文書を発見する。
【コメント】
台本を読んで、とてもいい役を頂けたと思いました。演じる事で、戦争という人間が幾度となく犯してきた大きな過ちを物語として世に投げかける事ができるのは、この仕事を選んだ者としてやりがいがある事の一つです。精一杯自分の役割を全うしたいと思います。
■片岡愛之助
堀悌吉
山本とは海軍兵学校の同期であり、親友。軍備拡大を求める風潮が強まる海軍にあって、山本に「戦争を避けることの重要性」を説き続ける。
【コメント】
大河ドラマ『麒麟がくる』でご一緒させていただいた大原監督にお声がけをいただいたこと、そして香取慎吾さんとドラマでは初共演、嬉しいことばかりです。 私が演じる堀は、映画で坂東三津五郎兄さんが演じられていました。そのことにもご縁を感じます。海軍で理想を追い求める五十六と断固戦争反対の堀。立場は違えど、互いに日本を思い、信頼し合い、熱く語り合う。そんな二人を表現できたらと思っています。
■國村隼
松平恒雄
外交官。駐英大使として、山本とともに交渉に臨む。山本の相談相手として精神的な支えとなる。
【コメント】
日本が第二次世界大戦に至るまでの道筋を、新しく見つかった資料に基づき、興味深く描かれています。私が演じるのは欧州事情に明るくグローバルな視野を持つ人物ですが、五十六と共に軍縮会議で本国と板挟みとなり苦心の日々を過ごします。ご覧になった皆様も緊迫のやり取りを追体験して貰いたいと思います。戦争の記憶が薄れていく今こそ描かれる意味の有る作品なのではと思っています。
■渡辺いっけい
大角岑生
海軍大臣。
軍縮反対派。海軍内で軍縮を支持する一派を追放する人事を行った。
■嶋田久作
伏見宮博恭王
軍令部総長。
皇族出身の軍人で、海軍の作戦を統括する軍令部のトップ。
■中村育二
長谷川清
海軍次官。
海軍省のナンバー2。
■市原隼人
岡新
海軍軍人。
駐英武官として、山本とともに予備交渉に参加した。
■平岩紙
山本礼子
山本五十六の妻。
■景井ひな
正木美子
山本家の女中。
■伊武雅刀
加藤隆義
軍令部次長。
日本が軍縮条約を結んだ当初から、条約に反対する姿勢を鮮明にしていた。
■山本學
高橋是清
政治家で前大蔵大臣。
軍事予算の抑制に努めたことで軍部の恨みを買い、1936年の二・二六事件で暗殺された。
【あらすじ】
1934(昭和9)年、海軍少将・山本五十六は、ロンドンで開かれる軍縮会議予備交渉の首席代表を命じられる。交渉が決裂し、日本が国際社会から孤立すれば、イギリスやアメリカとの溝は深まり、やがて戦争になるかもしれない。アメリカの強大な国力を知り、戦争は避けるべきだと考える山本は、軍縮体制から脱退し、軍拡への道を望む軍上層部の思惑との間で、厳しい決断を迫られる-。そうしたなか、山本はある秘策に打って出る!
太平洋戦争80年・特集ドラマ
「倫敦(ロンドン)ノ山本五十六」
【放送予定】
2021年12月30日(木) 総合 よる10時~11時13分
【脚本】
古川健
【音楽】
上野耕路
【題字】
川尾朋子
【演出】
大原拓
【企画】
右田千代
【語り】
林田理沙
【取材】
大森健生・梅本肇
【プロデューサー】
倉崎憲・里内英司・中村直文(太平洋戦争80年)
【制作統括】
夜久恭裕