よるドラ
だから私は推しました
地下アイドルを追いかけて 全てを失った女オタ・・・
その果てに待ち受ける運命とは?
森下佳子が紡ぐ、愛すべきオタクたちのちょっとビターな物語
【番組概要】
「ゾンビ」「腐女子」に続く “よるドラ”第3弾は―
地下アイドル × 女オタ
地下アイドルと出会い、オタク沼にハマったOLを待ち受ける意外な運命とは―。
「他人からのイイネが無いと不安…」 「みんなが良いって言うものしか良いって思えない…」
そんな生きづらさを抱えるヒロインの人生を変えたのは、一人の冴えない地下アイドルだった…。
自ら愛したものに突き進むヒロインの転落と成長を、“地下”のディープな世界の中で描いていきます。
【あらすじ】
主人公・愛は、友人とのマウンティングやSNS映え競争の中で日々ちょっとした見栄を張り、背伸びを重ねて、疲れ切っている三十路間近のOL。ある日、ひょんなことから地下アイドルのライブに行くことになり、地味で下手なくせにぎこちない笑顔を振りまいているアイドル・ハナを目撃する。あまりの下手さに苛立ちを覚える愛だったが、ハナの懸命さに心打たれ、やがてハナを自分の分身として推すようになっていく・・・。だが、それこそが「オタク沼」の始まりであった。キラキラOLを装う日々から離れ、ズブズブと沼にハマっていく愛。しかし、ハマればハマるほど狂い始めるお互いの関係・・・。果たして推しとの出会いは吉だったのか凶だったのか、愛の運命やいかに?
【おもな出演者】
桜井ユキ
(主人公・遠藤愛)
白石聖
(地下アイドルメンバー・栗本ハナ)
細田善彦
(オタクリーダー・小豆沢大夢)
松田るか
(地下アイドルリーダー・原花梨)
澤部佑
(刑事・聖護院実)
村杉蝉之介
(古参オタク・椎葉貴文)
【森下佳子さん コメント】
「若い人の若い人たちによる若い人たちのためのドラマを!」そんなとこを目標に頑張りたいというこの『よるドラ』枠。
正直、「そんなところにこんなおばはんが……」となかなか戸惑ったこのお誘い。しかしながら、「地下アイドル」と「女オタ」「自己承認欲求」というモチーフはいかにも今っぽく、その奥に横たわる「青春」というテーマはすこぶる普遍的。
つまり、とても魅力的。聞けばプロデューサーはNHKで一番若い人だというし……。「ここは足して2で割って若手に入っちゃえ!」と開き直り、厚かましくも関わらせていただくことになりました。
今作のヒロインは人からの「いいね!」ばかりを気にして生きてきた少々頭が窮屈な女の子。そんな彼女が伸び代だけの地下アイドルと出会い、生まれて初めて人を「推す」。たったそれだけのことで、スカスカだった日々はガンガンに密度を増し、窮屈だった頭はどんどん自由になって行く。そして、その日々の行き着く先は……?
笑いと涙、そして愛すべきオタクたちに彩られた2人の青春を見守ってくださると嬉しいです。
【森下佳子さんプロフィール】
大阪府生まれ。2000年「平成夫婦茶碗」で脚本家デビュー。「JIN-仁-」、「天皇の料理番」、「義母と娘のブルース」(TBS)など話題作を多数執筆。NHKでは連続テレビ小説「ごちそうさん」(第32回向田邦子賞受賞)、大河ドラマ「おんな城主直虎」など。
よるドラ『だから私は推しました』
【放送予定】
2019年7月27日(土)スタート
総合 よる11時30分から11時59分(全8回)
再放送:総合 毎週土曜 午前0時40分から1時9分(※金曜深夜)
【作】
森下佳子
【音楽】
蔡忠浩(bonobos)
【出演】
桜井ユキ 白石聖 細田善彦 松田るか 笠原秀幸 田中珠里 松川星 天木じゅん/
澤部佑 村杉蝉之介 ほか
【演出】
保坂慶太 姜暎樹 渡邊良雄
【プロデューサー】
高橋優香子
【制作統括】
三鬼一希 出水有三