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2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」考証チームのご紹介

2022年大河ドラマ
鎌倉殿の13人

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平安鎌倉の物語に挑む三谷幸喜さんを強力にサポートする考証チーム。中世史研究の第一線で活躍する、坂井孝一さん、木下竜馬さんに時代考証を担当していただきます。風俗考証は「麒麟がくる」にもご参加中の佐多芳彦さんで、「真田丸」に続く三谷大河です。

「鎌倉殿の13人」の時代考証を依頼していた歴史学者の呉座勇一氏より、自身のツイッター投稿の一部内容が不適切であった責任を取り、降板したいとの申し出がありました。番組制作サイドもその事実を確認し、降板していただくことにしました。


【時代考証】

坂井孝一(さかい・こういち)

【プロフィール】
創価大学文学部教授。1958年、東京都出身。博士(文学)。専門は、平安末・鎌倉時代の政治史・文化史、室町時代の能・狂言を中心とした芸能史。著書は『源実朝 「東国の王権」を夢見た将軍』(2014年)、『曽我物語の史的研究』(2014年)、『源頼朝と鎌倉』(2016年)、『承久の乱 ‐真の「武者の世」を告げる大乱』(2018年)、『源氏将軍断絶』(2020年12月刊行予定)など多数。愛猫家。

【コメント】
「平安・鎌倉期の面白さと三谷大河の面白さ」
平安末・鎌倉初期というと、源頼朝が鎌倉幕府を樹立し、武家政治が始まったというイメージが強い。ところが、歴史の実態はまだまだ京都中心、朝廷中心であった。これを覆したのが稀代の帝王後鳥羽院を北条義時が倒した承久の乱である。三谷大河は、時代考証陣が提示する、こうしたあまりなじみのない史実に迫るとともに、新説を積極的に採り入れる。しかも、史実に基づきながら、時代を動かしたキャラクターを活き活きと描いてみせる。頼朝なら、政子なら、義時なら、後鳥羽院ならこんなセリフをしゃべり、こんな風に振舞ったのではないかと思わず目をみはる面白さ、まさに「三谷ワールド」である。歴史学の専門家である時代考証陣も感嘆する「歴史ドラマ」をご堪能いただきたい。


木下竜馬(きのした・りょうま)

【プロフィール】
東京大学史料編纂所助教。1987年生まれ。修士(文学)。専門は鎌倉幕府、中世法制史。最近は御成敗式目の写本にお熱。主な論文に「武家への挙状、武家の挙状」(『史学雑誌』128巻1号、2019年)、「鎌倉幕府による裁許の本所申入」(『日本歴史』2017年9月号、2017年)など。

【コメント】
北条義時らが生きた中世初期(平安末〜鎌倉期)は、江戸時代や戦国時代からイメージされる伝統日本とはかなり異質な時代です。暴力、名誉、国家、法、イエ、ジェンダー……などなどの面において、後代とはずいぶん違う価値観で時人は暮らしていました。創作では、ややもすると、現代に引き寄せた言動を歴史上の人間にさせてしまう“擬人化”に陥りがちですが、三谷さんや制作陣はなるべく中世初期という時代に寄り添おうとしています。わたくしは、歴史学の成果をお伝えすることで、それをサポートしたいと思います。 


【風俗考証】

佐多芳彦(さた・よしひこ)

【プロフィール】
立正大学文学部教授。1963年、神奈川県鎌倉生まれ。専門は、有職故実・風俗史 日本古代・中世史 絵画史料論。著書は『服制と儀式の有職故実』(2008年)、共著で『歴史をよむ』(2004年)。NHK大河ドラマ『平清盛』『真田丸』『おんな城主 直虎』『麒麟がくる』で風俗考証、NHKドラマ『アシガール』『風雲児たち~蘭学革命篇~』『家康、江戸を建てる』で時代考証を担当。

【コメント】
私の仕事は風俗考証です。俳優のみなさんを当時の衣服で包み込み、戦場を、生活を、日々の営みを再現し、画面の隅々まで当時の風俗で満たすことです。時代の空気感を視聴者のみなさまにお届けできるよう最善を尽くすことを約束します。三谷さんは様々な伏線を作品中に縦横に巡らせ、キャラクター一人一人を大切にしながら群像劇を自在に創られます。誰も見たことのない鎌倉幕府草創期の群像劇を拝見するのが楽しみです。


2022年 大河ドラマ『鎌倉殿の13人』

【放送予定】
2022年1月から12月
【制作統括】
清水拓哉 尾崎裕和
【演出】
吉田照幸、末永創、保坂慶太、安藤大佑
【プロデューサー】
長谷知記 大越大士 吉岡和彦 川口俊介