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連続テレビ小説『とと姉ちゃん』 撮影現場を超速でレポート!(後編)

pic_edrec_160314.jpg 連続テレビ小説『とと姉ちゃん』
撮影現場を超速でレポート!(後編)

4月4日(月)からスタートする 『とと姉ちゃん』。超速レポートの後編では、実際の撮影現場の模様をお届けします。突撃インタビューもしちゃいましたよ!

 

 


というわけで、撮影現場レポートの続きです。
いよいよ本番がはじまります!

toto_b_01.jpgベビーカーを押して歩くご婦人たちが、次々と住吉ビルから出てきます。
どれもこれもモダンで、カワイイですね。

toto_b_02.jpgそして…ここで大原監督(ビルの入り口に立っている背の高い人)が、演出の指示に入りました。
どうやら、ベビーカーの動きに変化がつけられるようです。
ベビーカーの動きの演出ってなんなのだろう?

toto_b_03.jpgビルから出てくるご婦人たちが、一列から二列に変わってます!


大原監督の指示によると、「一列だと全てのベビーカーが住吉ビルから出て行くのに時間がかかり過ぎてしまう」「動きが単調過ぎる」とのこと。なるほど、絵的にも全然違いますね…。

このように、実際に役者さんに動いてもらい、より良い演出を目指して手を加えていきます。
みんなで協力して、少しずつ完成を目指すんです。
一歩ずつ成長していくドラマの姿は、まるで生きているかのよう!

さて、このシーンに登場するのはベビーカーのご婦人たちだけではありません。
住吉ビルの入り口に居るサラリーマンたちも、何かをしています。ちょっと覗きにいきましょう。

toto_b_04.jpgtoto_b_05.jpg大量の塩むすび発見!!

前編でお伝えしていましたが、炊飯器のレビューをするシーンがあります。
炊飯器のレビューとは、炊飯器ごとに一番美味しくお米が炊ける水加減はどれくらいなのか、どれくらいの時間をかければ美味しく炊けるのかを調査することです。
そんな調査をしたら、自然と大量のお米が残ってしまいますよね。

せっかく炊いたお米を捨てるのはもったいない。
だから、編集部が塩むすびを作って街頭で振る舞うことにした。
というシーンを撮影するに至ったわけです。それが、この大量の塩むすびです!

toto_b_06.jpg塩むすびには、海苔もついていません。真っ白です。
しかし、あまりにもシンプルで白いので、視聴者の皆様に見過ごされるかもしれません。
塩むすびを食べるサラリーマンと、塩むすびを配る婦人たち。どうしたら印象に残るシーンにできるのか。製作スタッフと俳優陣が一緒になり、あれこれと話し合っていました。

その結果、
「そうだ。塩むすびを受け取ったサラリーマンが両手でパクパク食べていたら、印象に残りやすいかもしれない」
ということになりました。
小さな、小さなシーンなのですが、この記事を読んだ皆様に、注目していただけると嬉しいです。

さて、そんな俳優さんたちの姿を撮影するカメラマンさんをご紹介しましょう…。

toto_b_07.jpgなんだこれ!!!!!
ロボットスーツ!?

toto_b_08.jpgよく見ると、カメラが腰のあたりにガッツリ固定されています。
こういうタイプのカメラって、ドラマの現場ではあまり見たことがないような気がします。
レアなカメラの可能性大、ですね。
というわけで、カメラマンさんにお話を聞いてみました。

toto_b_09.jpgモトタキ
「お疲れ様です! 見慣れないカメラですね」


気さくなカメラマンさん
「これはステディカメラといいます。防振性に優れたカメラで、映画や音楽番組でよく使用されています。ドラマの撮影で使うことはあまりないですね」

モトタキ
「あっ、ヌメーっとした映像がとれるやつですね。見た感じ大変そうですけど、これ、重くありませんか?」

気さくなカメラマンさん
総重量で20キロはあります。扱いが難しくて、使えるカメラマンも少ないですね。私はこのカメラの名人と呼ばれている人に指導を受けて、免許皆伝というか、現場に出られるようになりました」

モトタキ
「カメラマン歴は長いのですか」

気さくなカメラマンさん
「今年で12年目になります。このカメラを扱いだしてからは3年目ですね。普段は音楽番組の撮影を担当してるんですよ。今回はこのカメラを使うということで、呼ばれました」

モトタキ
「なるほど、普段は音楽番組とかで使っているカメラなんですね。道理で見ないわけです」

toto_b_10.jpgtoto_b_11.jpg気さくなカメラマンさんは、俯瞰で撮影をする為に仮設の階段を登っていきました。
20キロの機材を身につけているとは思えない、軽快で無駄のない動きです。
しかし、カメラマンの世界に、武術家のような師弟制度があるのは驚きましたね。
もしかして、必殺奥義なんかもあるのでしょうか!?

toto_b_12.jpgカメラマンさんが、住吉ビル(セット)に向かって歩き始めました。
今度は、住吉ビルの中でお芝居がスタートするのでしょうか。
ついていってみましょう!

toto_b_13.jpg編集部のセットは、編集者を演じる役者さんでいっぱいになっていました。
昭和な服装に身を包んだ人たちに囲まれると、タイムスリップしたような感覚になりますね。

toto_b_14.jpgまだ、カメラは回っていません。
ところが役者のみなさんは、すでに編集者としての芝居をはじめているのです。
現場の空気そのものが、ドラマの世界に作り変えられていると感じました。

toto_b_15.jpgそして編集部の奥にはキッチンのセットがあり、そこにシェフ姿の役者さんがいました。
何故、編集部にシェフが……?

toto_b_16.jpgしかも、スタッフの人たちに「こっちのフライパンのほうが良いよ」とアドバイスしています。
この人は何者なんでしょう?
というわけで、シェフ姿の役者さんにお話を伺ってみました。

モトタキ
「こんにちは! シェフを演じる役者さん、ですか?」

タメガイさん
「今回、シェフ役を演じるタメガイと申します。普段は役者ではなく、シェフをやっています

モトタキ
「え!? つまり、本物のシェフがシェフ役を演じるのですか!」

タメガイさん
今回、ステーキをフランベするという役どころなんですが、ステーキ肉を一枚焼くのだとしたら、フライパンの大きさはこっちの方がリアルですよ、という話をしていました」

モトタキ
「そこまでして、リアルさを追求しているんですね」

タメガイさん
「調味料の場所や、フランベをする場合の調理器具の配置とかもアドバイスしました。とはいえ、こんな年代物の調理器具は使ったことがありませんけどね(笑)。レトロで、とても格好良いです」

モトタキ
「本職が演じているならリアルさが増しますね! っていうか本物ですしね!」

と、ここで現場で動きがありました。
カメラを変えての撮影があるようです。そちらに行ってみましょう!

toto_b_17.jpg炊飯器のレビューをするシーンがはじまっていました。
炊飯器でお米が炊きあがった瞬間、という演技を撮影しているようです。

toto_b_18.jpg大原監督がモニターを見つめています。
が、やや撮影は苦戦している様子。
何が悪いのだろう…と思ったのですが、
モニター越しに見ると、炊飯器の湯気がまったく足りていないそうです。
湯気ひとつを撮影するにも、まったく気を抜かないんですね。
さあ、どうやって解決するか!?

toto_b_19.jpg正解はお湯!
制作スタッフが湯気をどんどん足していきます。

実は、この炊飯器で本当にお米を炊いているわけではないのです。
1回のテイクごとに、お米を炊くのは難しいですし。
なので、炊飯器の中にお湯をたっぷり入れて湯気をこもらせているのです。

toto_b_20.jpg何度も何度もリテイクを重ね、ようやくOKが出ました!
現場の緊張感がようやく緩みます。
この住吉ビルは本日解体されてしまう予定なので、大道具さんたちは撮影の進むなか、同時並行で撤収作業に入ってました。
うーん、流れるようなチームワーク!

toto_b_21.jpg使命を終えつつある住吉ビルから出ると、サラリーマンたちに振舞われていた、あのおにぎりに海苔が巻かれていました。スタッフみんなのお夜食になるわけですね。無駄がない!
せっかくなので、ひとついただいちゃいましょう。
ドラマという別世界から来たおにぎり。なんだか面白いですよね。

toto_b_22.jpgパクッ!
うん!
塩が効いてる!
元気が補充されるおいしさです!!

そんなこんなで、このおにぎりのように
皆様に元気をお届けするべく
スタッフ一同、がんばってドラマを撮影しています。

連続テレビ小説『とと姉ちゃん』は、4月4日(月)からスタート。
どうぞ、ご期待ください!!!


平成28年度前期 連続テレビ小説 『とと姉ちゃん』
【放送予定】
2016年4月4日(月)~2016年10月1日(土)《全156回予定》
【作】西田征史
【演出】大原拓、岡田健 ほか
【制作統括】落合将


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