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斎藤工 「ダークスーツ」を語る!

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斎藤工
「ダークスーツ」を語る!

エキサイティングな内容で話題沸騰中の土曜ドラマ『ダークスーツ』。
日本のものづくりを牽引してきた巨大企業の光と影を描きつつ、深く人間の内面へと切り込んでいくこのドラマ、回を追うごとに目が離せない展開になっていきます。
ホームページ緊急企画として、主演の斎藤工さんに、ドラマについて、共演者について、そしてご自身のことについて、撮影まっただなかのある日、お話をうかがいました!


編集部:
初回から息をもつかせぬ展開ですが、序盤からほんとうに密度の濃い内容ですね。

斎藤工さん:
12話分くらいの内容を全6話に凝縮している感じです。気を抜いて見ていたら置いていかれるドラマですね(笑)。登場人物もすごく多いですし。でもそのことが、このドラマならではの見ごたえやスケール感に繋がっていると思います。
とくにハシバの役員を演じていらっしゃる先輩方の存在感が凄いんです。各役員の細かい描写がまだない時点でも、その役員がそこにいるだけで、ずっしりとした人となりを感じさせて圧倒してしまう、そんなパワーがおひとりおひとりにあるんですよね。

編集部:
そんなベテラン勢とは、対決シーンやシリアスなやりとりでの絡みが多いですが...。

斎藤工さん:
意見やアイデンティティの表現を面と向かってぶつけ合う場面では、先輩からのエネルギーを全身で受け止めて、それを投げ返している感じです。芝居を通してその先輩に向き合うというか、何かをさらしあうというか、真正面から思い切って組み合うような感覚です。そうしていくうちに、役の上での関係性だけでなく、リアルな部分でも人間的な関係性が深まっていく気がしますね。
わかりやすい例で言うと、対決シーンを撮り終えたあと、その対決相手の方は僕のことを下の名前で呼んでくれるようになるんですけど、まだ撮影でしっかり絡んでいない役員の方からは苗字で呼ばれていたり、とか。(笑)

編集部:
なるほど。その中でも、特に仲のいい先輩俳優さんはいらっしゃいますか?

斎藤工さん:
仲がいいというか、とにかくチャーミングなのが大和田伸也さんですね。
先輩方は皆さん、本当に優しいんです。普段からとても素敵な方ばかりなんですが、チャーミング部門では、大和田さんがダントツの1位です(笑)。

編集部:
斎藤さんと大和田さんの間に、いったい何が...(笑)

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斎藤工さん:
どういえばいいのかな、大和田さん、とにかく言葉遣いや動き方が可愛らしいんです(笑)。
スタジオでの撮影で大和田さんが演じる塩崎常務がアタッシェケースを開け閉めするシーンがあったんですが、アタッシェケースをスムーズに開け閉めするのってけっこう難しいんですよね。大和田さん、テストでは割と苦心されていたんですが、本番では一発でそれを決めたんですよ。監督から「OK」の声がかかった瞬間、ものすごく可愛くガッツポーズをしてくれて...(笑)。
それがもうチャーミングすぎて、思わず抱きしめたくなるほどでしたね。

編集部:
大和田さんが、そんなにおちゃめな方だとは知りませんでした!

斎藤工さん:
役の上では、物語のキーマンである知能的な男・塩崎として近寄りがたいオーラを放っていらっしゃるんですけどね。僕も現場で、そのギャップにやられました(笑)。撮影が終わってからも、できれば定期的に会いたいくらい、いま大和田さんにハマっています。

編集部:
物語のキーマンのひとりが大和田さん演じる塩崎なら、現場を盛り上げるキーマンはどなたですか?

斎藤工さん:
わーっと爆発的に現場を明るくしてくれるのは、番場役の満島真之介君ですね。
彼は天真爛漫というか、子供がそのまま大人になったような人の良さをもっていて、とても気持ちのいい人なんです。
でも、ロケや撮影で一緒にいすぎたせいか、最近は少し「真之介もたれ」気味かも。(笑)  でも、彼がいないと、やっぱり寂しいんですよね。
ドラマの上でも番場は一之瀬にとってなくてはならない存在ですから、そういう部分でもリアルとドラマがリンクしているなあと思います。

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編集部:
現場の雰囲気がとてもいいのが伝わってきますね。

斎藤工さん:
松木役の石丸幹二さんも、常にポジティブに現場を引っ張ってくれていますね。
石丸さんは太陽みたいな方で、役柄上、ビジネス用語が入った難しいセリフや、英語のセリフが多くて大変だと思うんですが、辛そうな素振りはまったく見せないんですよ。
このインタビューがホームページに載るのは第3回の放送後のタイミングだと聞いたんですけど、第3回以降、まさに回を追うごとに松木のエピソードが物語の核心に絡んできて、撮影でもどんどん石丸さんの負担は増えていると思うんですが、いつも変わらずに、笑顔で現場をけん引してくれています。本当にありがたい先輩です。

編集部:
松木に限らず、ドラマの中盤からクライマックスに向けて、いろいろな人びとの思惑や人生が絡み合う展開になりそうですね。

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斎藤工さん:
初回では「敵役」だった役員たちも、ベールに包まれていた部分が暴かれてその内側にあったものがあらわになると、本来はどんな人物だったかがわかるんですよね。「元は敵役」を徐々に味方へと引き入れていく、そんな駆け引きはドラマの大きな見どころだと思います。

編集部:
まだまだ一筋縄ではないかない役員たちが残っていますが、一之瀬は彼らをこれからどう攻略していくのでしょうか?

斎藤工さん:
一之瀬は最初から完全無欠のヒーローというわけではなくて、ごく普通の人間なんですね。どちらかというと、会社組織の中でちょっと浮いている存在。そんな人間が大企業の役員相手に戦うなんて、本来ならありえませんよね。最初は彼も戦う気などなかったけど、同僚が亡くなったり、妻が重い病を患ったりと、戦わなくてはならない理由が彼のなかに生まれることによって、挑むことを決心するわけです。
誰だって自分自身のためにできることはたかが知れているんじゃないかなって思うんです。でも、自分以外の誰かのためになら、限界を超えた力を発揮できることがあります。一之瀬の戦いは、そういう「何かのため」「誰かのため」という思いに強く支えられている気がしますね。

編集部:
捨て身の覚悟で役員たちに切り込んでいくわけですね。

斎藤工さん:
8人いる役員のうち、過半数の5人を味方につければ会社の針路を変えることができて、一之瀬たちは勝てる。でも相手は強靭で大きな壁のような存在ですから、簡単には勝てるはずはなくて、死に物狂いで向かっていくしかない。狙いがひとつでも狂えば、すべてが崩れてしまう... そんな不安や大きな危険と、常に一之瀬は隣り合わせなんです。敵を切り崩していくぎりぎりのシーソーゲーム、見応えがありますよ。8分の5という数字を意識しながら、一之瀬たちの戦いを見守ってほしいですね。

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編集部:
役員たちのパワーバランスを崩す作戦が成功するのか、最後までハラハラドキドキしそうです。先を知るのがもったいないくらいです!

斎藤工さん:
はい、予想を裏切る展開があります。最後はどうなるか、いま言いましょうか。(笑) という冗談はさておき、組織の中で一之瀬がどう勝ち残っていくのか、自分の「生きる場所」をどう見つけていくのか、そこにも注目してほしいですね。ドラマをご覧になっているみなさんにも、生活する場所や、働く場所があると思います。そして、そこに生きづらさを感じている人は少なくないんじゃないかと思います。学校や会社などで、人がどう生きていくかということは、身近で、そして今とてもタイムリーなテーマだと思うんです。
テレビの画面の中の出来事として楽しむだけじゃなくて、リアルな問題提起として、観ている人の心のひだに触れるドラマにすることができたら、僕はとてもうれしいですね。
放送が終了した後も、それを見てくれた人のふとした日常のなかで「ダークスーツ」の場面が頭をよぎるような、そんな記憶と心に残る作品になれたらいいなと思います。

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編集部:
ありがとうございます。最終話まで、ぜったいに見逃しません!
最後に、ドラマをご覧になっているファンの方へ、メッセージをいただけますか?

斎藤工さん:
企業を舞台にしたドラマですが、ビジネスの表面だけにとどまらない、人間の内側までしっかりと描いているドラマです。とても濃度の高い、究極の人間ドラマがみなさんを待っています。ぜひ、最後まで着いてきて下さい!


撮影現場での楽しいお話から、これからどんどん加速していく物語の見どころまで、たっぷりと語っていただきました。 立ちはだかる8人の役員の中で、まず瀧を味方につけた一之瀬。次に誰を攻略し、誰が味方に変わっていくのか。目まぐるしい展開にハラハラドキドキ。息つく暇も、瞬きの余裕もありません!「ながら見」していると、置いていかれちゃいますよ~(笑)

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