編集部イチオシ

「お葬式で会いましょう」満島真之介×井浦新 独占インタビュー

「お葬式で会いましょう」
満島真之介×井浦新
独占インタビュー

総合テレビにて5月5日(月・祝)午前8時15分から放送される「お葬式で会いましょう」。
母親から「生前葬をやる!」と呼び集められた息子たちと、一癖も二癖もある親戚一同が巻き起こす、くすりと笑えてしんみり泣ける、ちょっと不思議な家族の物語です。
今回の「編集部イチオシ!」では、物語のキーパーソンである大田黒兄弟を演じる、満島真之介さんと井浦新さんに独占インタビューを行いました!
お二人は以前に映画で共演されており、プライベートでも仲が良く、お互いを「真之介」「新さん」と呼び合う、まるで兄弟のようなご関係です。そんなお二人が、いよいよドラマで兄弟を演じることになり...!



編集部:
今回、満島真之介さんと井浦新さんは兄弟という役どころですね。

満島真之介さん:
今回の作品は、僕が演じる「大田黒勇」を中心に据えた、家族の物語です。脚本を読み込んでいるうちに、「お兄さん役が一番、僕に関わってくるな」と思い、お兄さんを誰が演じるのかが、すごく気になっていました。
自分にお兄さんがいるとしたら、どんな人だろう…と考えて浮かんだのが、新さんでした。

井浦新さん:
実は、真之介とは「11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち」(若松孝二監督)という映画で共演していて、そこでは師弟関係を演じたんです。本当に激しい現場で、心を絞って絞って、心の一点突破みたいな、芝居さえも通り過ぎた、絞り出した叫びのような演技をぶつけ合ったんです。それから仲良くなって。

満島真之介さん:
僕には兄がいないので、東京のお兄さんみたいに思っていて。

井浦新さん:
そうしたら今回、本当に兄弟を演じることになった(笑)

満島真之介さん:
お兄さん役が新さんに決まったと聞いて、物凄く嬉しかったです!

井浦新さん:
せっかくこの二人で兄弟を演じるわけですから、僕と真之介の普段の関係を活かしつつ、自然に、それぞれの役を落とし込みたいな…と考えて、撮影に挑みました。

満島真之介さん:
撮影が始まって、新さんがお兄さん役で良かったと、改めて感じました。リハーサルの時とか、隣に新さんがいると安心するんです。緊張感はちゃんとあるんですが、新さんが居てくれるだけで、「大丈夫だ」って感じるんです。この雰囲気、画面に現れていると思います。

編集部:
ドラマの試写を拝見しましたが、確かにその雰囲気が、画面に映っていると思います。それにしても、井浦さんの演技が面白かったですね!

満島真之介さん:
基本的に、兄貴はネチネチと僕を責めてくる役どころなんですが、その演技が凄くて。
「気持ちの悪いことしてきやがって!」と感じてました(笑)
芝居を通り越して、本当に自分のことを言われてるような気分になりましたね。
だから、自分でも初めて見るような、本当に苛ついている顔で芝居ができたと思います。芝居というより、素に近かったかなあ。
こんな顔を出せたのも新さんの演技のおかげなので、そういう意味でも楽しかったですね!

井浦新さん:
僕の場合、芝居をするときは完全に芝居で、基本的に「素」というのはありません。演じるときと、演じないときがキッチリ決まっていて、真ん中っていうのがないんですよ。
あ、ただ今回で言えば、マザコンであるところは素が出ています(笑)
真之介の言うように、言い回しや声色を変えて、気持ち悪いくらいで演じてみました。親戚一同に凄い役者さんが揃っていたので、周りのキャラクターに埋もれてしまわないよう、曲者というか、ちょっと個性的な兄を演じる必要があるな、と思ったんです。

満島真之介さん:
ホントに個性豊かなメンバーが揃いましたからね。

井浦新さん:
それから、自分には兄はいないのですが、妹がいます。兄を見て、妹が真逆の性格に育つとか、あるじゃないですか。だから今回のドラマでも、無理に似たような空気を出さなくても良いな、と考えました。
あ、それでも兄弟ですから、どこか根底で似ている部分もあるんです。

満島真之介さん:
例えば、喧嘩の仕方が幼稚だったりね(笑)

井浦新さん:
お互い本当にムカついていて、大嫌いで、子どもの頃からずっと喧嘩をし続けてきた兄弟なんですけど、似ている部分も少しあって、根っこからは嫌いになれない。そういう兄と弟を二人で作っていけたらいいねって、真之介と話し合いました。

満島真之介さん:
はい!

井浦新さん:
あと、僕が演じた大田黒純一は、弟を「刺す」言葉に、しっかりと心をのせる必要があるんです。だから逆に、それ以外の言葉には一切心をのせないようにしました。そうすることで「弟はイラつくだろうなあ」と。

満島真之介さん:
本当にそうなんですよ!!!(笑)
適当に話しているなと思ったら、いきなりズドン!って本気で刺してくるんです。だから本当に、心の奥まで刺し込まれるんです。ほんっっとにイライライライラさせられて。
「もぉーっ!」って、リアルな感情を引き出されましたね。

編集部:
「お葬式で会いましょう」のテーマのひとつに”母”がありますね。

井浦新さん:
市毛良枝さんの演じる母親は「語らない母」ですが、僕の実際の母親もそうかもしれません。父の言葉は心に残っているんですが、母の愛情は、言葉として残っていないんです。
耐え忍んでいるわけではなく、自我を押し付けてくるわけでもない。母は言葉にして語らない。逆に言わないからこそ、伝わることがある…市毛さんを見て、そういうことを思い出しました。

満島真之介さん:
大事なことを新さんに言われちゃいましたね(笑)
市毛さんのような「語らない母がそこにいる」ということが、この作品の大田黒兄弟にとっては、かなり大事なことなんです。大田黒兄弟は母がいるからこそ、ぶつかり合いの喧嘩ができるんです。もし母がいなければ、あの兄弟は何もできないんじゃないかな。

井浦新さん:
本当にそう思う。

満島真之介さん:
市毛さんが演じた、「母親がそこにいるから、自分を出していける」という雰囲気は、自分の実際の母親にも感じますね。
僕には兄弟が4人いて、兄弟ごとに、愛情の感じ方って違うんですよ。
姉が感じる愛、僕が感じていた愛、下の2人が感じていた愛。
下の2人は、母が僕のことばかり愛していたと感じているけれど、僕としては「僕は1回も母に甘えたことがないのに、下の2人はずっと甘えてきた!」と思っていたんです。
でも母に聞いたら「兄弟4人に、その時の100%の愛を与えてきた」って言うんですよ。絵本を読む回数が減ったり、お姉ちゃんに任すことがあったり、細かい違いは思い当たるらしいんですが、全員に対して、ずっと無償の愛を注いで、育てていたそうなんです。この作品の撮影の後、母と会う機会があって、ちょっと話し込んじゃいましたね。

井浦新さん:
そう、母親に見せたいドラマだよね。このドラマは母親へのオマージュというか、母へ捧げていく言葉が、本当にいっぱいあるんです。

編集部:
このドラマは細かなところまで本当にリアルで、ついつい自分の家族や実家のことを考えてしまいますね。

満島真之介さん:
そうなんです。このドラマは小道具やセットがすごくて、スタッフさんの「ワンシチュエーションにいろんなことを盛り込むぞ」っていう、挑戦のようなものをひしひしと感じるんです。だから、今までに見たことのないような、すごいカットがたくさんあるんですよ。
なかでも大田黒家のセットは本当に凄いというか、「ああ、ここで僕たちは、子ども時代を過ごしたんだなあ」って感じられる、自然な居心地の良さになっていて、役者さんたちはみんな、休憩になってもセットから出ないんです(笑)
役者さん、スタッフさん、みんなの力が結集したからこそ、この自然な空気が出たんだと思いますね。視聴者のみなさんにも、ぜひこの空気を感じていただきたいですね。

井浦新さん:
周りに百戦錬磨の先輩方がいたからこそ、その空気に良い意味で影響されながら、芝居をしっかりとできたように思います。役者の数だけ出会いがあるわけですから、こうやって以前にも縁のあった真之介と、そして皆さんと現場を一緒にやらせてもらえるのは、本当にありがたいことだと感じています。

編集部:
ありがとうございます。
それでは最後に、視聴者の皆様へのメッセージをお願いします!

井浦新さん:
このドラマは午前8時15分、つまり朝ドラの直後に放送されます。
申し訳ないのですが、朝ドラの余韻を一瞬で消し去る破壊力があります。朝ドラを楽しまれたあと、まったく違う世界に誘ってみせますので、ぜひご視聴ください!

満島真之介さん:
ご愁傷様です!(笑)

編集部:
本当に息の合った兄弟ですね!
オンエア、楽しみにしています。ありがとうございました!

 

…満島真之介さんと井浦新さん、お二人は本当に兄弟のようで、熱っぽく、信頼と愛情があふれるインタビューになりました。
ドラマの中でも「この二人だから出来たのだろうなあ」という、奇跡の熱演を見ることができますよ!
放送は5月5日(月・祝)、総合テレビで午前8時15分から。
最近親孝行してないな…という方も、最近子供と話していないな…というお母さんも、お見逃しなく!

「お葬式で会いましょう」番組ホームページ


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