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「下町ボブスレー」青柳翔さん・南沢奈央さん独占インタビュー

「下町ボブスレー」
青柳翔さん・南沢奈央さん独占インタビュー

BSプレミアムで3月1日から放送される、「下町ボブスレー」。東京・大田区で暮らす町工場の職人さんが、ボブスレーのソリを作ってオリンピックを目指す!という、実話を題材にした物語です。
今回はなんと!主人公の若手職人を演じる青柳翔さんと、へこたれないボブスレー選手を演じる南沢奈央さんに、独占インタビューを行うことができました。番組の魅力やお二人のこと、グイグイ聞いていきます!

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■その前に、ボブスレーと番組のご紹介を…!
インタビューの本編に入る前に、軽くボブスレーについてご紹介を。
ボブスレーというのは、簡単に言えば「ソリで氷の上を走る」という競技です。
ジェットコースターのように、氷のコースを駆け抜けるソリ。テレビでの中継や、映画「クール・ランニング」などで、ご覧になった方もいらっしゃるのではと思います。



こういうやつです。

ところがこのソリ、簡単に作れるようなものではありません。
海外では一流の自動車メーカーなどが、空力計算などを行って製造を手がけている高度なもので、日本国産のソリは開発途上というのが現状です。
「下町ボブスレー」は、そんな国産ソリの開発に挑む町工場の職人さんと、国産のソリでオリンピックを目指す女子ボブスレー選手の、熱く、コミカルで、ほろっと泣ける戦いの物語なのです!

■というわけで、青柳翔さん・南沢奈央さんが登場!
前置きが長くなりましたが、番組の主人公・若手職人の矢島健太郎を演じる青柳翔さんと、健太郎をソリ作りに引き込む(?)超ポジティブなボブスレー選手・柳田美樹を演じる南沢奈央さんに、番組の魅力について聞いてみました!



劇中写真から、青柳さんと南沢さん。

【編集部】
撮影、お疲れ様でした!
今回、青柳さん演じる健太郎は「内気な町工場の二代目」という役でしたが、演じてみていかがでしたか?
【青柳翔さん】(以下、青柳)
健太郎って、自分が何をしたいのか、どう生きていきたいのかを見つけられないでいる青年なんです。自分の思いや考えをハキハキと言葉にできない。優柔不断というか、自分で決断できないんですね。
悶々として言葉にできない思いを抱えている。だから、健太郎を演じるためには、台詞、つまり言葉でキャラクターを作らないことが大切になると思いました。
なかでも、視線には気をつけましたね。監督と相談しつつ、健太郎という役柄をゆっくりと作り上げていったことが、ものすごく勉強になりました。今までにはない役作りにトライできたので、やりがいを感じながら演じられましたね!

 

【編集部】
青柳さんと健太郎は、どうも真逆の人柄に見えますが…? 
【青柳】
すべて真逆ではないですけど、僕も健太郎みたいに、言うべきところできちんと言葉で伝えられなくて、あとから「ああ、言葉でしっかりとこういう風に伝えれば良かったな」と後悔することはありますね。だから、健太郎の人柄に共感する気持ちはあるかもしれません。
【南沢奈央】(以下、南沢)
あっ、私にとっては、青柳さんはムードメーカーでしたよ。意外と明るい人だな~って思いました!(笑)
【青柳】
意外と、って(笑)
【南沢】
朝にお目にかかると、テンションが高くて。周囲を明るくしてくださって(笑)
【青柳】
朝はテンションが高いんです。夕方になって疲れてくると、テンションがキープできなくなるんですよ。
【南沢】
朝に元気よく挨拶してくれるの、私はすごく嬉しかったです!
【青柳】
あとはそうですね、柳沢慎吾さんのおかげで、現場がとにかく明るかったですね。柳沢さんがいる時といない時では、現場の温度がまったく違うんですよ。
柳沢さん、鶴見さん、品川さんの3人には、トークで現場を温めていただきました。休憩時間は、とても居心地がよかったです。

■スポーツ選手を演じるにあたって…。

【編集部】
ところで、南沢さんが演じる美樹は、オリンピックを目指すボブスレーの選手ですよね。スポーツ選手で、明るくて、超ポジティブという役ですが、いかがでしたか?
【南沢】
最初にお話をいただいたときには、ボブスレーという競技自体をほとんど知りませんでした。ソリに乗って、すごい速さで走るんだな、というくらいの認識です。
実際にボブスレーの選手とお会いして、お話を聞いてみたら、もう皆さん明るい方ばかり。笑顔がきらきらと輝いていて。これがスポーツ選手特有の明るさだったり、強さだったりするのかなと思いましたね!
だから、今回美樹を演じるときは彼女たちのポジティブな部分をドラマで表現したいと思って、常に笑顔でいようと心掛けていました。

【編集部】
ドラマの台詞にもありましたが、ボブスレーの女子選手は国内に10人程度なんだとか。
【南沢】
色々とお話しを聞いて、ボブスレーの環境は厳しいと思いました。
競技コースは長野県にしかありませんし、ボブスレーのソリは国産メーカーがなくて、外国から高価なソリを取り寄せなくてはいけない。そして、競技生活を続けるには自分でスポンサーを探してくる必要があるんです。
厳しい環境にも関わらず、ボブスレーに情熱を燃やし、日々厳しい練習を積んでいると聞いて、精神的な強さを感じました。
選手の皆さんと陸上トレーニングをやったんですが、これがハードで。スポーツ選手って、普段私たちの生活では経験しないような時間を過ごしていることを実感しましたね。

■職人さんを演じるということ。

【編集部】
北海道生まれの青柳さんは、ボブスレーという競技をご存知でしたか?
【青柳】
詳しくは知りませんでした。ドラマのセリフにも「ばーっと滑って、ばーっとジャンプするやつでしょ」っていうのがあるんですが、ボブスレーに抱いていたイメージは、それに近いものでした。
【編集部】
青柳さんは札幌市出身なので、ウィンタースポーツに詳しいのではと勝手に思っていました(笑)
【青柳】
いえいえ(笑)。
実は撮影に入ってから、ボブスレーについて調べてみたんです。そしたらなんと、ボブスレーのコースが、僕の地元の札幌市にかつてあったことがわかったんです。
スノーボードは、小さいころからやっていたんですけど、それまでボブスレーについての話は、周りから一度も聞いたことがなくて。こんな近くにコースがあったのかって、驚きました。
【編集部】
南沢さんはボブスレー選手にお話しを聞いたそうですが、青柳さんは工場の職人さんにお話は聞かれたのですか?
【青柳】
ええ。工場で仕事を始めた経緯だったり、仕事の内容だったり。色々と聞かせていただきました。
実話がベースのドラマなので、もちろん「下町ボブスレー」のプロジェクトに携わった人たちからもお話を聞きました。大田区の小宮さんという職人さんの工場で、手取り足取り、作業を教わりましたね。
町工場の息子の役ですから、仕事内容を覚えないと演技につながりませんから、丁寧に、丁寧に教えていただきました。
【編集部】
現場ならではの発見、というのははありましたか?
【青柳】僕が働いているのは、金属加工の工場という設定なんですが、今まで「機械を設定してボタンを押せば、それだけで完成品が出てくる」と思っていたんですよ。
でも大事なのは、それからの仕上げだったんです。そこでは、手作業が必要になってくる。ここの作業に、職人さんの技量が表れるんですよね。
現場で作業を見学してよくわかりましたが、職人と素人の間にはものすごい差がありますよ!
【編集部】
ドラマでも父親役の蟹江さんに、仕上げの甘さを指摘されるシーンがありましたね。
【青柳】
そうですね。実際、気温で変化するらしいんですよね。先ほどお話しした小宮さんには息子さんがいて、健太郎と同じく二代目として活躍されているんですが、その息子さんの言葉が印象に残っているんです。
「仕事をはじめて何年もたつんだけど、親父との技術の差はいまだにあって、親父にはまだまだかなわない」
という…。

■実際に、ボブスレーに乗ってみました!

【編集部】
なるほど。南沢さんは、職人さんの手によって作られたボブスレーに、実際に乗ってみたそうですね。乗り心地はいかがでしたか?
【南沢】
すっっっごく狭いですよ!(笑)
一度乗ったら、一人では外にでられないくらいで、私も最初、引っ張り出してもらいました。選手が乗り込んだり、降りたりしているのを見て、改めてすごいなと思いましたね。なんでこれだけ狭いかというと、ソリ自体が、選手の身体にフィットするように設計されているんです。
すごいスピードが出るなかで、前を向いて、狭い状態でソリを操作していかなくてはいけない。私は到底できないですね。ボブスレーって、すごい過酷なスポーツだと思います。
【編集部】
最大で140キロほどのスピードが出るらしいですね。カーブの時は、最大で5Gがかかると聞きました。
【南沢】
あと、ソリも相当に重いんですよ。スタートしたら人力でソリを押して、スピードをつけてから乗り移るんですが、これが体力的にかなり大変でした。氷の上ですから、ダッシュがなかなかできなかったですし、相当体力がいるスポーツなんだなと実感しました。
【編集部】
そういえば先ほど、撮影に入る前に、選手と一緒に陸上トレーニングもされた聞きましたが…。
【南沢】
ええ、トラックを走ったり、もも上げや筋トレを一緒にやりました。
あとはダッシュとか。学生時代の部活動を思い出しましたね。そのトレーニングだけ見ていると、陸上選手なみの本格的なトレーニングでしたね。ボブスレーの選手だって、言われないとわからないくらい!
【編集部】
100mダッシュを何本も繰り返す、みたいなな感じですか?
【南沢】
そうです!
陸上トラックをダッシュして、少しランニングして、またダッシュを繰り返すとか、すごかったです。私もご一緒したんですが、身体のあちらこちらが筋肉痛になりました(笑)

【編集部】
今回のドラマを通じて、スポーツの舞台裏みたいなものを、あれこれお知りになったと思うんです。そこで、競技に対する見方が変わってきた、みたいなところはありますか?
【青柳】
そうですね、たとえばフィギュアスケートの靴がありますよね。その靴を作るために、人生賭けている職人さんが、きっと裏にいるわけですよね。
今回の下町ボブスレーは、まさにその職人さんにスポットをあてたドラマなんです。地味で、華やかさはありませんけど、彼らの存在があってこそ、競技は成り立っている。今では、はっきりとそう思えます。
競技自体を下支えする、多くの人たちの情熱や、一生懸命な姿勢みたいなものを、今回の現場を経験することで、改めて知ることができました。自分としては、競技に対する視野が広がったのかなと思います。
【南沢】
選手の実力だけじゃなく、ソリの性能も合わさって結果が出るんだ、という部分に面白さを感じました。ソリはどんなソリで、このソリはほかのソリと、何が違うんだろう、みたいな。青柳さんも話していましたが、スケート靴はどんなふうに作られているのだろうとか、選手以外の分野にも興味を抱くようになりましたね。
本番を迎えるのは一人かもしれないけど、そこには選手を支えてきたコーチや、道具を作ってきた人たちがいて、一人の選手がオリンピックの舞台に立つまでには、多くの人が関わっていることを肌で知って、感動しました。

■最後にメッセージを…!

【編集部】
最後に、視聴者の皆様へのメッセージをお願いします!
【青柳】
他の出演者の皆さんのおかげで、くすっと笑えるようなドラマに仕上がっています。
美樹と出会った健太郎がどんどん変化していき、またボブスレーのソリを作る過程でどう成長していくのか。美樹の夢が健太郎の夢になり、やがて町工場の職人さんたちを巻き込んで、オリンピック出場という大きな夢へと、どんどん進展していきます。彼らの変化をぜひ楽しんでほしいと思います。
【南沢】
美樹と出会う前の健太郎は、やりたいこともいまいち決まっていない、頼りない感じでスタートするんですが、美樹のポジティブなエネルギーが、平凡な日常を送っていた町工場の職人さんを感化して、イキイキとした表情へと変えていく。
そして、気づいたら何かを成し遂げている。情熱と奮闘の先にある希望が描かれたドラマです。ぜひ最後まで見てほしいなと思います!
【編集部】
ありがとうございました!

…というわけで、お二人のエピソードも交えて、たっぷりと独占インタビューさせていただきました。
スポーツ観戦のあとは、スポーツを下支えする職人さんの物語で、てっぺんからつま先まで、スポーツを楽しんでくたざいね。
ドラマ「下町ボブスレー」は2014年3月1日(土)から、BSプレミアムで放送開始です!

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特集ドラマ 「下町ボブスレー」 (全3回)
BSプレミアム 毎週土曜 午後9時から
作:尾崎将也
出演:青柳翔、南沢奈央、岡本あずさ、鶴見辰吾、蟹江敬三 ほか

「下町ボブスレー」番組ホームページ


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