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平清盛、クランクアップ! 収録最終日の現場に密着レポート

平清盛、クランクアップ!
収録最終日の現場に密着レポート

 

14ヶ月の長い収録期間を経て、大河ドラマ「平清盛」がクランクアップしました。主演として平清盛を演じ続けてきた松山ケンイチさんは、その最終日にどんな表情で臨んだのか…気になる視聴者の方も多いはず!

というわけで、今回の「編集部イチオシ!」では、「平清盛」最終日の収録現場に1日密着取材を決行しました。記者が見た、ありのままの姿をお伝えいたします!

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■松山ケンイチさんにバッタリ遭遇!
というわけで、「編集部イチオシ!」の突撃系ライター、元弥きとです!
「平清盛」の撮影も、いよいよ今日でクランクアップ。13時からラストカットの撮影があると聞き、NHKスタジオに駆けつけました。
外はお日柄も良く、絶好の撮影日和(とはいえ撮影は屋内で行われるのですが)!
ドキドキしながら、撮影が行われる104スタジオに向かうと…なんと!心の準備も出来ない内に、いきなり楽屋口から松山ケンイチさんが姿を現しました!



最終日の進行表。
松山ケンイチさんのラストの衣裳は…ナイショです!すいません!

松山ケンイチさんは、撮影最終日だけあって、ちょっと緊張したような、ちょっと寂しそうな、ちょっとホッとしたような表情です。取材班が話しかけられる雰囲気ではないので、遠巻きに見守ります…。
そして「この日の衣裳については、まだナイショね」と磯プロデューサーから言われているので、詳細は書けないのですが…そう、なんと、○○○○○○○○(自主規制)の衣装に身を包んでいたのでした!
正直、○○○○○(自主規制)の○○○(自主規制)の○○(自主規制)を、ここで見るとは思ってもいませんでした。現在放送中の平清盛の姿は、もっぱら坊主頭+華やかな衣装なので、驚きもひとしおです。
その場に居合わせスタッフたちからも、「技を感じるね」「いいものを見た」「すっごいねぇ」という声が漏れ聞こえてきます。そして松山さんの衣裳に驚くと同時に、【大河ドラマ・平清盛】という、長い長い道のりを振り返り、その想い出を噛み締めている様子でした。
スタッフさんたちの表情は、喩えるならば、そう、卒業式を目前に控えた高校生たち。卒業してしまうことが、寂しくもあり、晴れ晴れしくもある。そんな空気が流れていました。

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■いよいよ…最終シーンの撮影です!
いよいよ、最後の収録が始まります。
松山ケンイチさんは「○○○○○(自主規制)よなぁ、これ」と、ややテレ気味に笑いながら、スタジオ104へと入っていきした。
最後のシーンがどういったものかは…ここには書けません!
最終回までのお楽しみということで、ぜひ、本編でご覧ください!!



スタジオの中の様子は…最終回でご覧ください!

■スタジオのまわりは…!
松山ケンイチさんの収録がはじまり、スタジオ前はバタついてきました。清盛Tシャツを来たスタッフさんたちが、忙しく走り回っています。
「清盛も終わりだね」と言葉を交わし合う姿は、やはりどことなく寂しそう。
ただ、スタジオ前を歩いているのは平清盛のスタッフだけではありません。羽織袴の武士たちも歩いていました。葵の御紋や薩摩藩の十字紋が入っているのが見えたので、おそらく次の大河ドラマ【八重の桜】の役者さんなのでしょう。
始まるドラマ、クライマックスを迎えるドラマ。大河ドラマの壮大なバトンは、こうして受け継がれていくのですね。ちょっと感動です。

そんなこんなで、松山ケンイチさんの最後の撮影が終わりに近付いてきました。スタジオ104が騒がしくなってきています。撮影に用いたセットを片付け、クランクアップセレモニーの準備を始めている様子です。
そんな中、「どピンク」なジャージを来て、手元に扇を持った不思議なスタッフさんを発見。
お話を聞いてみると、持ち道具担当のスタッフさんなのだそうです。

扇は表からも裏からも骨が見える「蝙蝠扇」と呼ばれるもので、このスタッフさんが彩色を担当したものだそうです。歴代大河の主演役者さんにサインをいただき倉庫に保存するのが恒例となっている、と話してくれました。
そう聞くと、NHKの倉庫は宝物庫と呼んでも差し障りなさそうですね!

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■取材陣殺到!クランクアップセレモニー
クランクアップセレモニーの時間が近づいてきました。
スタジオ前には、マスコミの方々の列が出来ています。
その数、ざっと80人。流石大河ドラマのクランクアップセレモニー、マスコミの注目度の高さが伺える光景です。私も乗り遅れぬよう、列の最後尾からセレモニー会場へと向かいました。



カメラ、カメラ、カメラの数!!

そして!!!
そして!!!!!!
大勢の報道陣が見守る中、松山ケンイチさんが颯爽と登場しました!!

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坊主頭にスーツという格好で、スタイリッシュに決まっています。
トーク&記者会見の前に、まずは6分間に編集された、平清盛ダイジェストVTRが会場に流れます。
松山ケンイチさんはニコッとした笑顔で眺めておられましたが、「叔父を斬る」の名シーンでは、真剣な目つきになっていました。武士の世を創るため、耐えなければならない不条理…そういったものを噛み締める、切ない清盛の心境を想い起こしたのかもしれません。
ダイジェストが終わると、恒例?のくす玉割りへ。松山ケンイチさんが用意されたくす玉を割ります。それを合図に、あちらこちらでクラッカーが鳴らされます。



金のテープが辺り一面を煌めかせ、松山ケンイチさんの挨拶が始まります!!

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松山ケンイチさん:
「皆さま、お疲れ様でした。(撮り始めとなった)8月17日の岩手でのロケは、64歳で生涯を終える、清盛の入り口でした。『全く出口が見えないところ』に向かって演じていくんだな、という不安や、難しさを感じていました。
そして歳を重ねていくことについて、よくわからないまま演じていきました。どんどん清盛が、歳を重ねて、位もあがってゆく中で、清盛は今どういう場にいるのか、ひとつひとつ考えながらやっていきました。
なので、清盛と一緒に歩んでいたというよりは、僕がしがみついて、喰らいついて演じていった感じがあります。油断すれば、清盛はすぐにどこか遠くに歩いて行ってしまうんです。一度、脚本家の藤本さんに”清盛って幸せな人生だったんですかね”って聞いたことがあります。藤本さんからは”演じてからわかることでしょう”という内容の手紙を頂きました。そして演じました。清盛は沢山の人に囲まれて死ぬことが出来ました。最初はひとりぼっちで孤独だった。それを乗り越えたんですね。
震災以降、僕の中で『人と人の繋がり』というのがテーマとしてありまして、清盛を演じることで、それを勉強させていただきました。自分の全身全霊をかけて、ぶつかっていけたことがよかったです。
そして、清盛の名残がまだ自分の中にあるんですが、今はそれが消えていくのが寂しいです。ただ、これからも色んな仕事に取り組んで行くと思いますので、頑張っていきます。
大河ドラマ『平清盛』の最後の10回は、清盛のすごくダークな部分や、逆に暖かい部分が表現されています。これまでの40回とはまた違った清盛ですが、最後まで見届けていただければな、と考えております」

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松山ケンイチさんからの挨拶が終わると、共演者の皆様から花束が贈られました。
共演者さんが来ていることは、松山ケンイチさんには知らされていなかったらしく、ちょっとしたサプライズでした。

駆けつけてくださった共演者さんは、清盛の側近である平盛国役の上川隆也さん、源頼朝役の岡田将生さん、嫡男・平重盛役の窪田正孝さん、その弟・平宗盛役の石黒英雄さんです。花束贈呈後、それぞれからご挨拶がありました。

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上川隆也さん:
「松山くん、本当にお疲れ様でした。実は裏で、VTRを見ている松山くんの表情を、モニターを通して拝見していました。僕は松山くんと1年2ヶ月付き合ってきましたが、あんな表情、一度も見たことがなかったです。これが松山ケンイチの素の顔なんだな、と想いました。
と同時に、この1年2ヶ月のあいだ、松山くんが”どれだけ清盛という役柄に入り込んでいたのか。この作品にどれだけの情熱を傾けていたのか”を思い知らされたように想います。
それだけ作品に全てを傾けて演じることが出来る役者、『松山ケンイチ』という男と、1年2ヶ月ともに演じてこられたことを、僕自身誇りに想います。彼は最後の瞬間まで、僕らにとってかけがえのない、最高の殿でした。本当に改めまして、1年2ヶ月、お疲れ様でした」

岡田将生さん:
「松山さんとは、ワンシーンしか共演するシーンがありませんでした。ただ、ナレーションの立場からは、1年間松山さんを見続けていました。平清盛として、全てを背負っていく姿から、自分自身、影響を受けました。
ワンシーンですが、松山さんとお芝居をさせていただいたときは、正直、身震いがしました。本当に緊張しました。
源頼朝の父は義朝なんですが、平清盛も、僕自身は父として見ていました。それだけ平清盛は大きな存在、全てを包んでくれるような存在でした。ワンシーンで、それをひしひしと肌で感じました。松山さんと一緒に仕事が出来て、本当に光栄です」

窪田正孝さん:
「僕は24話からの参加ですが、僕自身は、1話から大河ドラマ『平清盛』をずっと見ていました。役柄としては、嫡男であり、棟梁なんですけど、松山さんを本当に、ひとりのお父さんとして見ていました。
初めて一緒にお芝居をしたのが、父上に長台詞を言うシーンだったのですが、松山さんの存在が大きくって、本当に声が震えました。目を見ると食われちゃうぐらいの迫力がありました。
撮影はもちろんですけど、撮影以外でも、松山さんはみんなで和気藹々とやっていける空気を作ってくれていました。助けられたところがいっぱいありました。たくさんの勉強が出来ました。父上、本当に、お疲れ様でした!」

石黒英雄さん:
「僕は31話から参加しました。そして松山さんの生き様を、現場で見ました。今回、松山さんと共演してわかったことは、僕は松山さんのこだわり、芝居が大好きだと言うことです。そう、僕は松山さんの、清盛へのこだわりが大好きなんです。役者としても、刺激をもらえました。そして視聴者としても、1話から楽しませていただきました。1年と2ヶ月、父上、本当にお疲れ様でした!」

…「殿」や「父上」で締めくくられる、共演者のみなさんからのご挨拶。
これだけでも、松山ケンイチさんが1年2ヶ月間、徹底的に平清盛を演じきっていたのだなあ、と痛感しました。そして共演者たちの挨拶を受けて、松山ケンイチさんからもメッセージがありました。

松山ケンイチさん:
「本当に、(みなさんに)来て頂いただけでも嬉しいんです。こういう話は現場ではしないので、なんだか照れくさい感じがします。皆さんがいなければ、僕もどう清盛を演じればいいのか、わかりませんでした。自分が棟梁じゃないときは、中井貴一さんをはじめ、先輩俳優の後をついて行くことで精一杯でした。自分が棟梁になってからは、自分の背中を見せなくちゃいけない!って部分に、凄く悩みました。やればやるほど、ちゃんと返してくれる役者さんたちばかりでしたので本当に感謝しています」

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…松山ケンイチさんを残して、共演者の皆さんは会場から去っていきます。
ちょっと悲しい、そしてすごく感動できる、なんとも素敵なお別れでした。
そして共演者の皆さんと入れ替わりに、磯プロデューサーと柴田ディレクターが入場し、記者会見の第二部?がはじまりました。

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磯プロデューサー:
「本日はお忙しい中、お越し頂きありがとうございます。本日をもちまして、平清盛、撮影終了いたしました。皆さまには放送が始まって以来、様々なご意見をいただきました。暖かいご意見、厳しいご意見、本当にありがとうございました。
放送が始まってから、清盛のことが話題にならない日はないぐらい、色々な事が起こりました。いままでにないほど注目されたドラマだな、と感じております。
大河ドラマ『平清盛』は、制作発表の時点から挑戦的な企画でした。貴族の時代から武士の時代に移るという、今まで描かれたことのない時代をターゲットにしました。
脚本の藤本さんが歴史と向き合って、濃密で雄大なドラマに打ち立ててくださいました。そして、これを実現出来たのは松山ケンイチさんをはじめとする、共演者の方々、またスタッフの方々、非常に多くの人々の努力のおかげだと思います。撮影を終えたことに、感極まる想いがあります。
主演の松山ケンイチさんですが、大河ドラマの主役というのは過酷なものがありまして、10代から、清盛でいえば64歳までの生涯をひとりで演じきらねばならない。そういう使命があります。
映像の進歩によって画面が綺麗になりまして、見ている方の目が肥えている中、その要請に応じて、ひとりの人間の生涯を演じるのは、とても大変だったと思います。松山ケンイチさんは、若いときは若若しく、年を取ったら老獪らしく、平清盛の役柄を、ひとりで演じ切りました。
僕は松山ケンイチさんの才能を、素晴らしいものだとおもっております。これからも大河の主演を二度、三度やっていただきたいくらいです。
そして、大河ドラマで育った人たちが、これからの大河ドラマを支えていってもらえれば、と感じております」

柴田ディレクター:
「今日はどうもありがとうございます。大河ドラマは51作ありますが、平清盛という人間が生きた”平安時代”を本格的に描いた作品は、滅多にございません。圧倒的に戦国時代や江戸時代の方が多いです。この、とても貴重な機会とめぐりあえたことを、光栄に思います。
この日本史上の大変革期は、描けば描くほど壮大なスケールを感じます。武士、貴族、朝廷の、いろんな人たちが入り交じりながら、新しい時代を求めて必死に生きているんです。
やればやるほど、そのスケールの大きさを肌にひしひしと感じて、やればやるほど、今までにない面白さを発見していきました。おかげさまで、あっという間の一年二ヶ月だったように感じます。
この作品を”松山ケンイチ”という俳優と走り抜けることが出来て、ある種の達成感というか、幸せな気持ちでいます。松山さんとは、今作で初めてお仕事をしたんですが、演ずることに関して、ひたむきで、真摯で、貪欲な姿勢が良いんです。見ていてわかるんですが、やっぱり演ずることが好きなんだな、とひしひし感じました。
松山さんの、とことん取り組んでいく姿が、役を通じて絶対に画面に出ていると想います。それがスタッフやキャストの心の支えになったおかげで、この大作を無事撮り切ることが出来たのだと思います。
清盛もそうなのですが、大河ドラマの主人公は貧しい時代からはじまり、どんどんのし上がって、頂点を極めるのが見せ場ですよね。私も、やる前からそこが見せ場だなあと感じていました。ただ全てを撮り終えた今、平清盛の面白さは『頂点に立ったあとがあること』ではないかと感じています。
権力を握った清盛が、闘う相手が居なくなり、一瞬自分を見失って、もがく。それでも初心を取り戻して、さらに先に進む。そういう権力者のすごく人間臭いところを描き切ることが出来たんです。
これからの放送では、まさにもがきながらも、新たな希望を目指していく清盛の姿を楽しんでいただけます。最後までお見逃し無きよう、お願いします。どうも、ありがとうございました!」

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磯プロデューサーと柴田ディレクターの挨拶が終わると、質疑応答の時間に入ります。
さっそく、記者からさん質問が投げかけられました。

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記者:
「お三人にお聞きしたいのですが。多面的なキャラクターである清盛の人生、どこがターニングポイントだったのでしょうか」

松山ケンイチさん:
「色々とターニングポイントがあると思います。その中でも、34回がそうかなと感じています。清盛が一度倒れてしまい、夢の中で白河院と話をするんです。白河院が”お前にはまだ見ぬ景色がある。わしに追いつけば見られる景色がある”と清盛に言って、双六の賽を目の前に落とすんです。そして清盛は賽を拾って”私は貴方を追い越してみせまする”と言います。二人は双六の前に立っているんですが、白河院は死んでいるから賽を振ることが出来ない。生きている人間にしか賽は振れない。それが印象に残っているんですね。
清盛はこの夢を見た後に復活して、三不如意である鴨川の水と、強訴と、双六の賽を全て自分の力で動かせるようにしようと模索していくのです。
大河ドラマ【平清盛】は、2011年の震災が起こってから、半年も経っていない中で始まっています。だから、生きることに関して、きっちり向き合って、表現していかなければならないと思っていたんです。そういう意味でも、34回が心に残っています」

柴田ディレクター:
「ターニングポイントですか。平治の乱が終わって、清盛の心の中で義朝と対峙して”武士の世はどういうものか見せてやる”と叫ぶところでしょうか。そこから清盛の孤高の戦いが新たに始まります。ここが記憶に残っています。あと、まだ放送はしていないのですが、46回では頂点を極めた清盛が自分を見失って、かつての白河院のように独裁者になっていくんです。ですが初心に戻って、武士の世をもう一回作ると立ち直っていく。源平合戦の幕開けになる所も、ポイントだと感じます」

磯プロデューサー:
「ターニングポイントは、清盛が叔父を斬るシーンだと考えています。私は、平清盛という人物が、非常な悪人だとか、栄華を極めたという部分ばかりが歴史でクローズアップされていて『このどうすればこの人物を共感することが出来る人間に描けるのだろう』と考えていました。
そして清盛に関していろいろ調べました。保元の乱で叔父さんを斬ったという、清盛自身が傷を負ったことで、一線を超えて頂点を極めようとするところがキモだと考えました。
歴史的にも大きな出来事だと思います。叔父斬りに向けて台本を作っていったところもあります。松山ケンイチさんと豊原功補さんの芝居は、見応えがありました。やっぱりあそこで、このドラマの何かが変わったんじゃないか、と想います」

記者:
「松山さんにご質問です。1年2ヶ月お疲れ様でした。夜遅くまで撮影が続いていたと聞きますが、クランクアップが終わってしてみたいことはありますか。視聴率の苦しい状況を取り上げられることが多々ありましたが、そのことについてをどう捉えていますか」
松山ケンイチ:
「夜中の撮影が本当に多かったんです。夜中になればなるほど、柴田監督の目がギラギラしてきて、それで乗り切れたとこがありました。そういうところでも感謝しています。
終わってからは、何も考えてないので、これから考えます。
そして視聴率の問題は、自分の周りでも『そういうのは気にするな』という風に言っていただいて、本当に良い作品を作っているんだから突き進みなさい、とも言っていただきました。
記録を更新出来たのはすごく光栄、だと想います。
それを狙ったわけではありませんけども、本気でやって、本気で作品を作って、最低記録が出せるってことは、滅多にないことだと想います。逆に凄い高視聴率を出すのと同じぐらい難しいことなんじゃないのかなあと。
適当にやって、それが画面に出てしまって、視聴者の皆さんが離れていって…というのなら、それはダメなことだと思います。大河ドラマ『平清盛』はそうではない、と強い自信を持っています」

記者:
「この1年2ヶ月、一番の支えになったことはなんでしょうか」
松山ケンイチ:
「そうですね。自分の家庭と同じぐらいの時間を、スタッフやキャストの皆さんと過ごしました。スタッフ・キャストの皆さんは、数々の大河ドラマを経験してきて、百戦錬磨なんです。だから、何を注文しても、どんな質問しても、どうぶつかっていっても、それに応えてくれる器を持っている方たちばっかりでした。
そういう意味で、凄く安心していました。主役としてこうじゃなきゃいけないという固定観念から、解き放たれているというか。スタッフさんのおかげで、自由に自分の感覚をストレートに表現出来ました。すごく感謝しています」

記者:
「めげそうになったことはありますか」
松山ケンイチ:
「めげそうになったというか、中だるみはありました。どの作品でも、必ずいつの間にか自分の中に出て来る『間』を、中だるみだと思っています。1年2ヶ月という、今までにない長い撮影だったので、見失う期間は長かったです」

記者:
「それをどう乗り越えたんですか」
松山ケンイチ:
「やっぱり、苦しくても向き合うしかないです。清盛と向き合っていくしかないんです。柴田監督や磯さんにも、相談に乗ってもらったことはありました。本当に、清盛に食らいつき、しがみついて、頑張って演じ切りました。これからはどんな役でも、この感覚で演じ切っていきたいと考えています」

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■平清盛はまだまだ終わらない!
…こうして平清盛は、無事にクランクアップしたのでした。
残すところ、あと数回…。
頂点に上り詰めた清盛のダークな一面が表れ、今までの40回とは、また違った作品になってくるそうです。
この総仕上げのために、40回以上のドラマは積み重ねられてきたのかもしれません。
松山ケンイチさんはいかにして、平清盛の生涯を最後の最後まで演じるのか。
大河ドラマ【平清盛】、最後まで、本当にお見逃しなく!


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