ドラマ10 透明なゆりかご

ドラマ10 透明なゆりかご

ドラマのみどころ

『透明なゆりかご』とは?

町の小さな産婦人科医院を舞台に、ひとりの感性豊かな少女の目線で、“命とは何か”を問い、見つめてゆく物語。

累計325万部超、20~30代の女性を中心に圧倒的な共感を呼んでいる、沖田×華さんの漫画作品をドラマ化。脚本は、NHK総合で初執筆となる安達奈緒子さん。主演は、これがドラマ初主演となる清原果耶さん。物語は幸せな出産ばかりでなく、中絶や死産といった産婦人科の“影”の部分にも向き合いながら、時に明るく、時に切なく、主人公たちの命への“祈り”にも似た想いをつむいでゆく。観ていてどこかほっこりする、でも心の底までズドンと来るような、そんなドラマをお届けしたい。

原作者のことば…沖田×華

最初に「透明なゆりかご」がドラマになると聞いたときは、まるで現実感がありませんでした。「妊娠」「中絶」という重いテーマを描いた作品なので、原作通りに作ることは不可能だと思っていました。しかし安達奈緒子さんの書きあげた脚本を読ませていただき、プロデューサーさん、監督さんはじめスタッフの皆様の作品を大切にしていただいている想いに触れるにつれ、不安は期待へと変わっていきました。そして撮影現場で、当時の想い出がまざまざと蘇るセットの中で演じられている「命のドラマ」を体験して、「この作品は原作以上のものになる」と確信しました。主演の清原果耶さんの人間味が溢れる演技は本当に素晴らしいです。清原さんの演技を見て私は思わず泣いてしまいました。漫画を描いていても泣いたことがないのに。今は傑作が生まれる現場に立ち会えている喜びでいっぱいです。涙無しでは観ることが出来ない「透明なゆりかご」、是非ご視聴いただければ幸いです。

脚本家のことば…安達奈緒子

沖田×華さんが描く漫画の世界は独特で、その表現は秀逸です。絵のタッチは一見ふんわりと単純で時に笑いも誘いますが、描かれる事象はリアルで辛辣で、ずっしりと胸を打つのに読む人を嫌な気持ちにさせません。
同じ内容でも間違った方法で表してしまったら、受け取る人々を深く傷つけてしまう恐れがある、それを絶妙なバランスで描ききっているのが、この『透明なゆりかご』という作品です。
舞台である産婦人科という場所は、目をそむけたくなるような現実に直面する現場でもあります。あまりの苛酷さに、これは沖田さんの筆だから成り立つ世界なんじゃないかと怖じ気づくこともありました。
けれどここに出てくる事柄は、実際にこの世の中のどこかで起きています。
なかったことにしてはいけない、透明な存在にしてはいけない、この物語は終始そう訴えかけます。だとしたらこれを表現する責任から逃げてはいけないのだろうと思いました。
この作品を背負ってくださる清原果耶さんの勇気に感謝します。清原さんのたたずまいなくして、この世界は成り立たなかったと思います。素晴らしい俳優の方々にお集まりいただき、ドラマだからこそ描ける人物たちの内面も繊細に表していただくことができました。音楽、美術、緻密な演出の力、すべてが揃わなければ作り得なかった作品だろうと思います。多くの方の心に届きますように。せつに願っています。

制作にあたって…須崎岳

「須崎さん『透明なゆりかご』やるの!?」今回の企画をスタートさせてから、幾度となく言われた言葉です。局内の人、仕事関係、友人…。時には熱い期待の眼差しで。時には(本当に大丈夫なの?)という目で。それだけ人の心を惹きつけてやまない原作であり、センシティブな内容の物語です。相当な“覚悟”をもって、取り組んで来ました。産婦人科の医師や看護師さん、本当に大勢の方に取材しましたが「描くのなら、しっかり描いて欲しい」との言葉をいただきました。たくさんの想いに背中を押され、ようやくここまで来れたような気がします。今までテレビで描かれなかったであろう場面もあり、賛否両論あるかも知れません。それは引き受けるつもりです。でも、きっと、“光”を感じていただける作品だと信じています。主人公たちの“命への祈り”。どうか知っていただければ、幸いです。

演出にあたって…柴田岳志

「命ってなんだろう」

「命には、望まれて生まれてくるものと人知れず消えていくものがある。輝く命と透明な命…わたしには、その重さはどちらも同じに思える」
これは、主人公の高校生・アオイの心の声です。
この物語には、望まれて生まれてきた子だけでなく、一見望まれなかったと思われる子も多く出てきます。でも、望まれた子も、たとえ望まれずに生まれた子も、そして生まれなかった子も、命の重さはみんな等しく同じものなんだ…そんなアオイの目線を大切な心の軸にして、この物語すべての登場人物の胸の内を、ひとつひとつ愛おしんで演出しています。
誰もが感じたことのある、でも普段は忘れている、命に対する儚さや切なさ、そして愛おしさの感情を思い出すきっかけになってもらえたら、とてもうれしく思います。

シーン写真

『透明なゆりかご』放送予定・キャスト・スタッフ

【放送予定】2018年7月20日(金)から
総合 毎週金曜 よる10時から(連続10回)
※再放送 総合 毎週水曜 午前1時30分(火曜深夜)
原作:沖田×華「透明なゆりかご 産婦人科医院看護師見習い日記」
脚本:安達奈緒子(「コード・ブルー3」「宮崎のふたり」など)
音楽:清水靖晃
主題歌:Chara「せつないもの」
出演:清原果耶 瀬戸康史 酒井若菜 マイコ 葉山奨之 野村麻純 淵上泰史 水川あさみ 原田美枝子 ほか
各話ゲスト:安藤玉恵 平岩紙 蒔田彩珠 田畑智子 清水くるみ 長野里美 モトーラ世理奈 角替和枝 イッセー尾形 ほか
制作統括:須崎岳(NHKエンタープライズ) 髙橋練(NHK)
演出:柴田岳志 村橋直樹 鹿島悠(以上NHKエンタープライズ)

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