池脇千鶴・高岡早紀スペシャルインタビュー 十倉由梨役、主演の池脇千鶴さんと、由梨の義母・恭子役の高岡早紀さんに、それぞれの役柄やお互いのキャラクターについて話を聞きました。3回に分けてご紹介しますので、どうぞお楽しみください。

十倉由梨役・池脇千鶴「見てくださる方が、今の人生を肯定できるようなドラマになればいいですね」
十倉恭子役・高岡早紀「大切なのは、自分が生きたいように生きることだと思います」

最初に「タイトロープの女」というタイトルを聞いたときは、どう思いましたか?

綱渡りのロープという意味を聞いたときは、納得感がありました。恭子はいつも自分の道を決めて歩いているけど、それが正しいとは限らないので、次の一歩を踏み出して本当にいいのか、悪いのか、いつも揺れている。ちょっと間違うと真っ逆さまに落ちてしまうかもしれません。
人生は一歩踏み出してみないと、その先がわからないものだと思います。そういう意味では人生と「タイトロープ」はリンクしている感じがします。
私自身はできることならタイトロープの上を突っ走りたいと思っています(笑)。

家族の再生物語だと思っていたので、最初はすごいタイトルだなと思いました。でも、由梨の場合は、義母と争いながら、8億の借金を背負って、社員とその家族を支えていかなければならない。それって、やはり命がけじゃないとできないこと。まさに、綱渡りの人生ですよね。
それと同時に、お嬢様育ちの由梨の成長や、偽物の家族が本物の家族になっていくドラマでもあります。会社もファミリーと言えると思うので、そういう絆も大切なテーマになっていると思います。

これまで演じてみての感想を聞かせてください。

今は第3話や第4話を撮影しています(1/9現在)。私は由梨を演じているので、由梨を好きにならなければいけないと思うのですが、何でも人まかせで、後先考えずにしゃべって、恭子さんに八つ当たりをする由梨に、子どもだな、甘ちゃんだなとついつい思ってしまいます。周りの人たちに支えられている部分がとても多い。早くもう少し成長してほしいですね。
視聴者の方もぜひ、これからの由梨の成長にご期待ください。

これまで演じてみての感想を聞かせてください。

このドラマはどんでん返しというか、新しい脚本が上がってくるたびに「えっ、そっちなんだ!」という展開が多いんですよ。ですから、演じている私としては次の展開がわからないので勇気がいる。それってまさにタイトロープ。演じている私たちもタイトロープの上にいるような気がしますね(笑)。

最後に、ドラマ後半の見どころを聞かせてください。

人とのつながりや、家族のつながりがテーマの作品だと思います。家族ってどういうものなのだろうか?と考えさせられるお話です。また、生きていく上で何が大切なことなのか?というテーマも後半に向けて、どんどん深くなっていきます。
それぞれの登場人物に、それぞれの人生の選択があって、それで成功することも失敗することもありますが、それが人生ですよね。大切なのは、やはり自分が生きたいように生きることだと思います。そういうところも楽しんでもらえるのではないでしょうか。
あとは第5話ですね。大どんでん返しがあります。これは、脚本をもらって出演者全員が驚いたんじゃないでしょうか?みなさんもぜひお楽しみに。

最後のクライマックスに向けて大きく物語が動きだします。会社の人たちや周りの人たちは劇的に動いて、どんどん変わっていきます。それに比べて由梨の成長だけは少しずつミリ単位ですが、でも、確実に成長していきます。
このドラマは、登場人物のみんなが自分の心をむき出しにして生きています。それで、だまし合うこともある。でも、みんなが自分に率直に一生懸命生きている。
それにしてもダメな人たちばかりなので、視聴者の方は「何やってるんだ」と思うかもしない。「何なんだこのお嬢さんは、世の中そんなに甘くないぞ」と思うかもしれません。ですが、とりあえずみんな前を向いて頑張っているので、その姿を見て、自分も大丈夫だと自分の人生を肯定できる材料にこのドラマがなればいいなと思います。
また、思い出をどうやって大切にするのか、どうやって手放すのか、どうやって誰かと共有するのかをみんなが真剣に悩んでいます。そういうところもぜひ観てほしいですね。