池脇千鶴・高岡早紀スペシャルインタビュー 十倉由梨役、主演の池脇千鶴さんと、由梨の義母・恭子役の高岡早紀さんに、それぞれの役柄やお互いのキャラクターについて話を聞きました。3回に分けてご紹介しますので、どうぞお楽しみください。

十倉由梨役・池脇千鶴「演じながら、由梨って本当に未熟だなあと思います」
十倉恭子役・高岡早紀「バトルするからこそ、相手のかわいらしい部分も見えてくるんだと思います」

由梨の魅力、ここがすばらしいなと思うところはどこですか?

まだまだ完成していない感じが、由梨ちゃんのすてきだなと思うところですね。自分をまだ、自分自身で模索しているところ。未完なところが彼女の魅力だと思います。
だからこそ恭子も後押ししてあげようと思うのではないでしょうか。でも、逆に言うと、その未完成なところがイラっとする部分でもありますが(笑)。

由梨の魅力は、心の強さだと思います。ちゃんと人の目を見て、自分の意見や文句が言える。
大人になると、気まずい人と出会うと、ついつい目をそらしたり、愛想笑いをしてごまかしたりしそうですが、彼女は正面からぶつかっていきます。いろいろな人とぶつかることを恐れずに、自分の気持ちを伝えようとします。16歳年上である、大人の恭子さんと対等にケンカをしようとするのは、すごいなと思います。
そういう心の強さや率直さが彼女の魅力ですね。でも、裏を返せば、とても未熟な女性であるとも言えるんですけどね(笑)。

逆に、ここはちょっとなと思う欠点はどういうところでしょうか?

自分の意見をもっているのか、もっていないのかわからないところ。恭子はとても決断力がある女性だけに、由梨ちゃんの決断力の無さや、深みのない発言に対して、「もっとしっかりしなさいよ」とイライラしていると思います。

いつもひと言多い(笑)。それは言わなければいいのにな、と思うことをついつい言ってしまう。しかも、自分の気持ちと真逆のことを言ってしまう。それで、相手との関係が余計にこじれてしまい、後で1人になったときに自己嫌悪に陥る。その繰り返しですね。もう少し学習すれば、うまく生きられるのになと思います。
実際に由梨みたない女性がいたら、周りの人は振り回されるでしょうね。演じながら、「由梨って本当に未熟だなあ」とか「成長しないなあ」と思ってしまいます(笑)。
ただ、永沢さん(小澤征悦)みたいな男性からすると、ほっておけない何かがあるのでしょうね。そういう人が登場人物にいてくれるのは、演じる側にとってもありがたいです。

恭子の魅力、ここがすばらしいなと思うところはどこですか?

自分で自分の道を切り開いて行こう、自分が信じた道に向かって一生懸命に生きようとしているところですね。それって、強い気持ちがないとできないことだと思います。女性なので弱い部分もあるとは思いますが、それを周りに悟られないように、一生懸命に生きている姿が私は好きです。

恭子さんは、いいところがたくさんある女性です。自立していて、ちゃんと自分で進むべき道を選んで生きてきた人ですから。それだけで、私はカッコいいなと思う。容姿も魅力的だし、1人で生きられる強さや覚悟をもっている女性はすてきだと思います。

では、恭子の欠点は?

強がってばかりではなく、もっと人に弱みを見せたほうが周りからは好かれるでしょうね。
あと、誰にも負けたくないと思っているから、ついつい憎まれ口を叩いてしまう。由梨ちゃんも似たようなところがあるので、いつも2人はバトルになるんでしょうね(笑)。
由梨ちゃんと恭子はベースの性格は違っても、お互いに負けたくないと頑張ってしまう性格は似ているので、それでぶつかってしまうのだと思います。
でも、黙っているよりいいと私は思います。お互いに言いたいことを言い合っているからこそ、最初は憎いなと思いながらも、相手のかわいらしい部分も見えてきたりするんだと思います。黙っていると、何を考えているかわかりませんからね。

恭子さんも、ひと言多いですよね(笑)。きっと、正直過ぎるのかもしれません。それを言ってしまったら、相手の心に怒りが生まれるのがわかっているはずなのに、言ってしまう。短所は、由梨と似ていますね。だから、2人はぶつかる。でも、2人とも裏表のない人間だとは思います。

第2話(1/31放送)の見どころを教えてください。

由梨ちゃんと恭子で会社の取り合いのようなことになってしまいます。そこで、会社や家族に対する2人の考え方の違いがはっきりと出てくると思うので、そのときの女のバトルが見どころでしょうか。

第2話から由梨がやっと動きはじめます。第1話では、自分に何が起きたかちゃんと理解していなかったけど、ようやく由梨自身も自分が今どのような立場に立たされているのかを理解し、動きだします。会社の人たちとの人間関係も動きはじめます。