キャスト&スタッフから | ラストマネー −愛の値段−

「ラストマネー」。初主演の伊藤英明が、生命保険会社の査定人として、保険金を騙し取ろうとする詐欺や不正と戦い、保険金を支払うべきか否かの判断に骨身を削る…。

 NHKドラマ10「ラストマネー」。主人公・向島朔太郎(伊藤英明)は、清和生命の保険金査定部に勤めている。問題のありそうな支払い請求に対し、調査を含めて査定する「特殊案件調査グループ」に所属。保険金目当ての殺人や病院ぐるみの保険金詐欺にはじまり、不正申告や自殺者への支払いなど様々なケースを調査員の如月(松重豊)と共に調べ上げ、支払いの可否を決定する・・・。

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伊藤英明さんからのメッセージ

 今回は、まずこのお話を頂いた時に、斬新な企画でNHKさんだからやれるドラマだと思いました。純粋にこのドラマに参加できたことをうれしく思います。

 保険金をテーマにした作品ですが、自分もこの年になって生命保険を身近に感じていて、保険というのは自分に何かあった時に守ってくれるものが保険の正しい在り方だと、そういうイメージがありました。だけど、詐欺だったりモラルリスクだったり、日常的に報道される事件が現実に起きています。今回は保険金の査定人として、暴こうとする者と暴かれる者とで繰り広げられる人間ドラマで、緻密に練られた脚本と個性的なキャストとほんとに優秀なスタッフに囲まれて今日まで作り上げてきました。

 ほんとに上質なドラマができたと確信しています。ご期待下さい。

中丸雄一さんからのメッセージ

 (制作発表会見の場で)初めてつながれたビデオを見ました。こんなに面白そうなドラマになっていたのかと思い、(会見場の)みなさんもそう感じたのではないかと思いました。

 ですが、これはごく一部のたった5分の映像なので、もっと予想を超えるものが連続ドラマで放送されますので、その点も楽しみにして頂ければなあと思います。

 この作品に参加させてもらうにあたって、僕は正直なところ生命保険というものは全く関心が無かったんですけれども、この前3月の震災などもあり、保険というものが今改めてみとめられているんじゃないかと思いました。

 そういった意味でも、特に10代20代の人にも見て頂きたいと思っています。このドラマは見るだけでも保険について知ることもできますし、それだけでなくお金の奥にある人の感情だったり、お金が絡むと人がどういう行動に出るのかという魅力もありますので、10代20代の人にも見て頂ければと思います。

高島礼子さんからのメッセージ

 3人とも(制作発表会見の場で)初めてビデオを見たんですが、3人とも満足した顔で、こんなにも自画自賛チームなんだと思いながらも、こんなに満足したのは初めてではないかと思います。ほんとに面白そうで、3人で思わずはしゃいでしまいました。

 今回、犯罪者と疑われる役は初めてで、手錠をかけられたりしたんですけれども、天使か悪魔かといったようなちょっとあやふやな役なんですが、犯罪を犯しそうになるまでの人間の心理状況がとても難しくて、今回こんなに演出の方に相談したのは今までに無いくらいで撮影に臨みました。

 ほんとにこれはもう私も早く見たくてしょうがないと思えるようなドラマで、視聴者の方にも早く見てもらいたい気持ちで一杯です。

脚本家のことば…武田有起

 人の「死」の瞬間というのはその人がどう生きてきたかを浮き彫りにし、そこに様々なドラマを生み出します。保険というものをもう一度考え直す、その意図で作り始めたドラマでしたが、保険の周りには人間の欲、業、それとは反対に見返りを求めない愛情があり、見る者の心を惹きつけます。正直、保険法の理解は困難を極め、人の生死に関わる事象を扱う繊細さを求められ、またオリジナルドラマということもあって、シナリオ作成にはかなりの時間を要しました。が、上記のこともあり、とても見応えのあるドラマになったと自負しています。

 とはいえ保険は本来"生きる"ためにあるものです。内容的には自然、犯罪に関わる物が多くなってしまいましたが、最後には希望の光が見えるドラマに仕上がっています。どうかお楽しみに。

 最後に。男性3人の掛け合いが楽しいですよ。そちらも是非是非楽しみにご覧になってください。

制作にあたって…大加章雅(NHK)

 保険の加入者が自殺した場合、保険金はおりるのか?

 一家全員が事故で亡くなったとき、保険金はどこへいくのか?

 夫が、妻に知らせずに受取人を愛人に書き換えていたとき、夫が死んだら保険金はどうなるのか?

 誰もが加入している生命保険。しかし、こうした疑問に皆さんはどれだけ正確に答えられるでしょうか。このドラマは、生命保険金支払いをめぐる判断と人間模様を保険金査定調査人の視点から描いたものです。

 「サスペンス小説のような謎を解く面白さ」、「知らなかった、為になったという情報性」、「伊藤英明、中丸雄一、松重豊、高島礼子を中心にしたスタイリッシュなエンターテインメント」この三つが一体となって実に味わい深いドラマとなっています。

 伊藤英明演ずる余りにも苛烈な査定調査人が心中に抱える深い傷とは?

 高島礼子演ずる妖艶な女は果たして殺人者なのか?

 中丸雄一演ずる草食系の新人査定人の情熱の行方は?

 ご期待ください。

制作にあたって…加藤章一(ドリマックス・テレビジョン)

 生命保険は"愛する人への最後の贈り物"とも、"外れない宝くじ"とも言われています。

 この作品では、身近なようで実はよく分かっていない生命保険とそれにまつわる愛憎劇を、感動的な人間ドラマとして、緊迫のサスペンスとして描いていきます!

 保険金査定調査人である主人公が毎話ごとに挑む案件と保険金詐欺師との戦いは最終回に向かって盛り上がり続け、決して飽きさせません。人間が最後に残すべきは愛か金か?

 是非、お楽しみください!