第5回「座敷牢の男」ご覧いただきありがとうございました!
今回は物語の随所で活躍する拾人衆の子供たちについて、改めてご紹介したいと思います!
了助(黒川想矢さん)
元は無宿人の少年。幼い頃、⽗を旗本奴に斬り殺され、養⽗も明暦の大火で失う。
野犬の群れとたたかうために鍛えた我流の棒振りで、幼いながら大人すら打ちのめす。
鳩(金恒那さん)
喉に手を当てて声帯の開きを調整することで、一度聞いた声をそっくり真似ることができる。
普段は元・拾人衆のおこんが女将として営む「玉屋」に務めている。
亀一(川口和空さん)
聞き耳の達人。遠くの声や会話を聞き覚えることができる。
また、特殊な波長の声で離れた人に話しかけることもできる。
巳助(藤原颯音さん)
一度見た景色、顔、絵図などなんでも描ける。
この時代には珍しく精緻な人相図を描き、人探しに役立てられている。
韋駄天(黒澤諒さん)
名前の通り足が速く、水戸徳川家と龍雲寺の間を行ったり来たりとメッセンジャーとして駆け回る。
普段は荷運びなどで足腰を鍛えている。
拾人衆の子供たちは5月から始まったオーディションで選ばれました。
了助役に黒川想矢くんが決まってから、身長や年齢、キャラクターなど全体のバランスを見ながら、鳩・亀一・巳助・韋駄天という今のメンバーになりました。
8月のリハーサルで初めて5人集まったときは緊張してよそよそしかったのが、リハーサルをかさねて仲良くなって、撮影が始まるころには立派な拾人衆となりました。
全員集まったときの撮影現場は本当に賑やかでした。
鳩や亀一の技能を使うときの特殊なポーズは、実は監督と本人で相談しながら決めました。
巳助は筆描きの猛特訓をしたそうです。第2回で氷ノ介の人相図を描くときは非常に緊張しながら臨んでいました。
韋駄天の黒澤くんは実際に足がとても速いです。子供たちで競走したときは1番でした!
みんなの身長は収録のわずかな期間でぐんぐん伸びて、会うたび「あれ、また伸びた?」と驚かされました。
衣裳さんはどんどん成長する子供たちに合わせて着物を直すのが大変だったようです(笑)
収録の合間にスタジオ前の壁で背比べをしたりもしていました。
なんと光圀公や中山、鶴市まで背比べに参加してくれました!
本編では真剣な表情ですが、子供たちのためなら、と大人の皆さん笑顔、笑顔で甘々でした。
コロナ禍の撮影で、いろいろ制限される中でしたが、子供たちなりに収録現場を楽しんでいるようでした。
収録終盤にあと〇日で終わりだね、という話をするとみるみる元気をなくしたときは、衝撃を受けました。
この仕事をしていると一期一会が当たり前なので・・・。
でも小学校卒業式の日は永遠の別れかのように大号泣したなぁ、と思い出したりしました。
そのあと中学校であっさり再会したので、心配しなくてもみんなまた必ず会えますよ。
毎日の収録を全力で臨み、好奇心旺盛で、感受性豊かな素直な心に学ばされることが多かったです。
第6回「鬼を人に返す」は10日(金)夜8時放送です!
拾人衆の絆にもご注目です。
第5回で見事両火房の心を解きほぐした泰姫でしたが、次回は徳川光圀の妻として夫の運命の前に立ちはだかり、武士の妻として光圀を想う気持ちを嘘偽りなく伝えます。
また、明暦の大火で焼刀となったあの将軍家の名刀“骨喰藤四郎”が、極楽組の陰謀を絡ませる小道具として登場します!
放送お見逃しなく!
投稿者:スタッフ | 投稿時間:18:00 | カテゴリ:剣樹抄〜光圀公と俺〜