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★こちらのページは2022年2月で更新を終了いたしました。

よるドラ「のほほん」 美術のはなし「スタジオセットの裏側」

現在放送中のよるドラ「阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし」
ご視聴ありがとうございます。

今回は「美術のはなし」ということで、スタジオセットの裏側を公開。
美術スタッフのこだわりが随所に現れているセットの魅力をお伝えします。

そもそもドラマ現場では、実際にある建物の外観や内装を飾ったり、スタジオにセットとして作りこむ場合がありますが、「のほほん」ではどの場面がセットかみなさん分かりましたか・・・?

正解は、劇中で姉妹が暮らす「ハイム安澤」の
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おふたりの部屋を、スタジオセットとして一から作りました!
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ここで【こだわりポイント】を、美術チーフの川名さんに聞いてみました。


阿佐ヶ谷姉妹が暮らす部屋のデザインを担当した川名です。
今回スタジオセットのこだわりポイントは、部屋の各所に飾られた2人を象徴するように“対”になっている小道具や、原作にヒントを得た様々な装飾です。ここでいくつかご紹介します!

① おかめ と ひょっとこ
姉妹のようでもあり、夫婦のようでもある2人を表現するために、夫婦の縁起物である【おかめ】と【ひょっとこ】のお面を飾っています。おかめがエリコさんで、ひょっとこがミホさん。
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② ヤドカリ
人の家に転がり込んできたミホさんから連想して、2話からは“ヤドカリ”を飼ってみました。
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③ ステンドグラス風のガラス戸
台所と居間を隔てるガラス戸は、2人をイメージしたカラーで左右色分けされています。寒がりのエリコさんが寒色、暑がりのミホさんが暖色のイメージで。
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④ 床に落ちている輪ゴム
原作エッセイにある“輪ゴムをよく床に落としたままにしている”というエリコさんのエピソードを再現してみました。
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⑤ お札やお守り
2人が使用しているバッグには、お揃いの“神むすび”、簡易の神棚には大小のお札、ヤドカリの水槽にはペットお守りを飾っています。
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⑥ 緑色の文房具ばかりを集めた鉛筆立て
姉妹といえば“豆苗”ということで、鉛筆立ては“豆苗”を模しています。
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⑦ 手作りの餃子サンプル、餃子型のクッション
エリコさんの出身は“栃木県”という情報から、餃子グッズを飾ってみました。
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このほかにも、エリコさん、ミホさんをイメージした小道具や装飾が隠れています。
事実と脚色を交えた「オリジナルの阿佐ヶ谷姉妹ワールド」をぜひお楽しみいただければと思います。


ドラマの世界、ぜひ「美術」の視点からもお楽しみください!

そして、ここでお知らせです。
11月29日(月)~番組終了の12月20日(月)まで、NHK名古屋放送センター1階プラザウェーブ21でスタジオセットを公開します。

キービジュアルさながらに撮影出来るフォトブースも!

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名古屋放送局の近くにお立ち寄りの際は、ぜひ足を運んでみてください。


 阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし

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【原作】「阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし」阿佐ヶ谷姉妹 著
【脚本】ふじきみつ彦
【音楽】髙城晶平(cero)・ 王舟
【語り】きたろう
【出演】木村多江 安藤玉恵 / いしのようこ 中川大輔 楠見 薫 山脇辰哉 / 宇崎竜童 研ナオコ ほか

【制作統括】三鬼一希 櫻井壮一
【プロデューサー】堀内裕介
【演出】津田温子 新田真三 佐藤譲

投稿者:スタッフ | 投稿時間:14:00 | カテゴリ:阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし

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