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★こちらのページは2022年2月で更新を終了いたしました。

【古見さんは、コミュ症です。】いよいよ最終回!カウントダウン日記(P高城)<第7話>

7話振り返り

戦力外通告をされたと勘違いをする只野くんと、
只野くんへの恋心に気づいてしまった古見さん。
二人ともモジモジ・・・スレ違いが描かれます。

7話では、成瀬くんの過去が明らかになります。
「どれでもいいよ」「何でもいいよ」
気を使っているからこそ発した言葉で、結局、友達が離れていってしまった過去を話します。
「俺の友達は俺だけで充分、友達なんかいらない」と言ってしまう成瀬くんに、
古見さんは勇気を出して言葉にします。
「本当に友達必要ないですか?私は友達、まだ数えるくらいしかいませんが、
もうすでに気持ちは100人です。分けてあげたいです、この気持ち」

一方、只野くんに密かに想いを寄せる万場木さん。
思い切って只野くんを文化祭デートに誘い、O Kをもらって喜びます。(罪作りな男です)
しかし、古見さんが只野くんに想いを寄せていることに気付いてしまい…。
万場木さんと古見さん、両方の気持ちを知ってしまった なじみちゃんも辛そうでした。

それぞれの想いを抱えた上での、文化祭前日の花火。
最終回はどうなってしまうのでしょうか?? 

 

さてこのドラマ、「優しい」という感想を頂くことが多いです。
それは、撮影に入る前から作られた空気だと思います。

キャストが集合して台本を読み合わせる日がありました。ここで議論になったのが、
「古見さんの筆談」です。8話を合わせると相当な分量です。なので、美術スタッフが書く、という選択肢もありました。そこで実際に1話の黒板のシーンをテストしてみました。
結構時間がかかります。

例えば、「どうしてわかったんですか?」という台詞、
言葉で話すと2秒程ですが、書くとなると12秒程かかります。
お互いに筆談となると、相手が書くのを待つ時間、自分も書く時間・・・と、
倍の時間がかかります。

けれど、実際にテストをしてみた増田さんが、
「全然長く感じないし、全然待てます。待っている感じもしなかったし、この待つ時間が
大事かもしれないです」と。

そこで、エライザさん本人に、文字を書いていただくことに決まりました。
実際には、黒板のシーンの撮影だけで10時間程かかっています。
エライザさん、書きすぎて翌日手が震えたそうです。本当に感謝です。
(ちなみに、最後の黒板いっぱいの文字の内容は、お二人のアドリブです)

ところで。
初めて脚本家の水橋先生と打ち合わせをした時、先生が「コミュ症、治らなくていいと思うんです」とおっしゃいました。オダ先生の描かれた原作も、水橋先生の描かれたドラマ版も、「古見さん」には、色んな悩みを持った“コミュ症”が出てきますが、登場人物達は、無理に変わろうとせず、そのままで受け入れてくれる友達が少しずつ増えていきます。変わっていくのは、むしろ周りの人々です。
いろいろな人がいる、それを「フツーじゃない」と否定するのではなく、そんな人もいるだろうね、と受け入れる。そんな社会になれば素敵だな、と思っています。

原作のオダ先生の描くコミカルなのに根底に流れる穏やかな世界、水橋先生のチャーミングで人間らしい描写、キャストと真摯に向き合って撮影した監督陣とスタッフ、そして様々な局面でチームを守ってくださった樋口制作統括、全てが合わさって、優しい世界が出来上がったのだと思います。


明日はいよいよ最終回。
お楽しみに!!


以上、カウントダウン日記でした。


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皆様からの感想お待ちしております!


「古見さんは、コミュ症です。」番組HP

投稿者:スタッフ | 投稿時間:09:00 | カテゴリ:古見さんは、コミュ症です。

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