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「カンパニー~逆転のスワン」その11

こんにちは、プロデューサーのMです。

『カンパニー 〜逆転のスワン〜』第6話、いかがでしたでしょうか?

 

決して諦めない青柳の姿に、胸が熱くなる回でしたね。

この6話のなかで鍋を皆で囲む場面は、私自身もとても思い入れがあるシーンです。

実は、このシーンの裏側にもドラマがありました。

 

ダンサー生命の限りが見えてきた高野の本心を知った青柳は

高野にそのまま無理を強いるわけにもいかず、しかし、公演を決して諦めない

というとても難しい心境にあり、それをどのように演じていけば

青柳の誠実さや葛藤がきちんと伝わるのか・・・

そんなことを井ノ原さんと話しあっていたある日

「鍋のシーン、とても大事なので、皆でリハーサルをやりませんか?」

と、井ノ原さんが提案してくださいました。

 

この鍋のシーンは、青柳の思いが見えると同時に、皆が心を一つにする大事な場面。

「『カンパニー』に参加しているキャストも心を一つにして臨みたいです」と。

その熱い言葉に大変感動して、監督とも相談し、すぐにリハーサルを行う手筈をとりました。

皆のことをいつも温かく見守っている井ノ原さんは、

有明紗良役の現役バレエダンサーである小林美奈さんが、

演技をするときに緊張しているのをときほぐしてあげたいと

「紗良の大事な場面だから」と、そんな優しい気持ちも明かしてくれました。

 

そして、この長い長いシーンのリハーサルを経て、撮影当日、奇跡が起きたのです

自分の弱さやカッコ悪さを曝け出した那由多から紗良へ気持ちが連鎖し

小林さんが、紗良として涙ながらに本心を明かす、素晴らしい演技をして下さいました。

その姿にはスタッフも思わず涙するほどでした。

そして、それを聞く青柳、由衣、ダンサーたちにも連鎖し・・・。

極めつけに青柳の誠実で熱い想いが、

それを聞いている皆と、そして、高野と娘の佳奈にも届き、

真に迫る感情を呼び起こしていきました。

まさにキャストが心を一つにして作り上げたドキュメンタリーのような場面となり、

熱い感動が生まれたと感じています。

リョウ役の松尾龍君も、このシーンの井ノ原さんの演技を見て涙が止まらなかったと

後で明かしてくれました。

というわけで、井ノ原さんの一言から、こんなに素晴らしいシーンが生まれていったのです。

 

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次回は、いよいよ『カンパニー』の本当の意味が胸に突き刺さる激動の回です。

ぜひ楽しみにご覧頂ければ嬉しいです!

 

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投稿者:スタッフ | 投稿時間:17:40 | カテゴリ:カンパニー

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