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「いいね!光源氏くん」ブログ11 「緻密な計算の回転」

こんにちは! 助監督のKです。 

さて、今回は劇中で和歌を詠む際に登場する合成撮影の模様を少しご紹介します!

まずは第一絵巻より、カフェで初めて抹茶ラテフロートを飲み、感動し光が和歌を詠むシーン!
劇中では光が和歌を詠み出すと、回転し見つめる先には平安時代の風景アニメーションが映し出されるという流れでしたよね!第一絵巻、懐かしいですね…!

hikaru_0515_6.pnghikaru_0515_4.png

それを踏まえての実際の撮影風景がこちらです!
途中からアニメーションに切り替わる為、背景もすべて合成なんです!

 hikaru_0515_5.png

実は人物を固定してカメラが回っているのではなく、人物を回転させているんです!
電動の回転台を用いてやってるのでしょうか?
千葉さんの足元をよくみてください!

hikaru_0515_7.png

なんと…人力なんです!
非常に均一なスピードで、なおかつ和歌の長さに合わせた配分で回転させないといけないので演出部チーフ、Yさん頑張りました!

この椅子を回転させる作業。回転させるだけだから簡単だろうと思いますよね…しかし!
和歌が終わるあたりでちょうど椅子の回転も終わらせないといけないので、早くてもいけないし、遅くてもいけない。これが案外難しいんです。。

ちょうど椅子の足を置く部分を持って回転させているのですが、そこに目印をつけて、開始10秒でA地点をちょうど通過して次は20秒でB地点を通過させて…と緻密な計算?で、回転させて撮影していたんです!

こうして、合成素材はアニメーションと合体し、出演者、スタッフの力が結集して、あの楽しいアニメーションは出来ていたんですね!

ちなみに第三絵巻の冒頭、スイーツビュッフェのシーンの沙織さんが和歌を詠む場面も
沙織さん回転してます!

hikaru_0515_2.png

そんなことも頭の片隅に置いていただきながら、もう一度改めてご覧いただくと
また違った楽しみ方もできるかもしれません!

 

お待たせしました! 第七絵巻「ばっくとぅ京都?」、明日放送です!

ついに『源氏物語』のルーツである京都に足を踏み入れた光と中将と沙織。
京都で光たちを待ち受ける真実に3人はどう向き合うのでしょうか!?

乞うご期待!

hikaru_0515_1.png(もんじゃ焼デート中の光くんと沙織)


【放送予定】
2020年4月4日(土)スタート[全8回]
総合 毎週土曜 よる11時30分から11時59分
【原作】
えすとえむ
【脚本】
あべ美佳
【音楽】
小畑貴裕
【出演】
千葉雄大 伊藤沙莉 桐山漣 入山杏奈 神尾楓珠 小手伸也 ほか
【演出】
小中和哉 田中諭
【制作統括】
管原浩(NHK) 竹内敬明(テイク・ファイブ)

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投稿者:スタッフ | 投稿時間:17:00 | カテゴリ:いいね!光源氏くん

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