こんにちは、こんばんは。Pの本間です。
公式Twitterではカウントダウンも始まり、いよいよ!放送がはじまるんだ!という感じです。
土曜日の夜中・・・平日の疲れを休ませる時間帯に放送する「よるドラ」という枠で、どんな作品が観たいだろうか……と考えたときに、出た答えは、
「とにかく癒やされたい!!」
「むずかしい事は考えずキュンっとしたい!」
という事でした。
原作の独特な世界観と、千葉さん伊藤さんを始め、素敵なキャストの皆さまの演技を
楽しんでいただけたらと思います!!
主人公は1000年以上も世の女性を魅了し続けた光源氏。
光源氏が持つ優雅さを描くため、こだわってきたポイントを、今回は少しご紹介致します!
こだわりポイント①:烏帽子
見た目のインパクトが大の烏帽子!
これは、成人男性の証だったのです。
髷を結った頭髪を人前にさらすことは、無礼なことであり、下着姿になることよりも恥ずかしいことだったそうです。
それは貴族に限らず、一般市民も同じ意識を持っていましたが、この文化は鎌倉時代以降に廃れていったと言われています。
風呂中に火事になった時に下半身ではなく、頭を隠しながら逃げた!
他人の烏帽子をたたき落とした人が左遷されてしまった!
など、烏帽子おもしろエピソードがいくつか残されています。
撮影では原作に合わせ、一般的に平安貴族が使用した「立烏帽子」が使用されました。
その高さは……約40センチ!
(烏帽子を華麗に着こなす千葉さんと桐山さん)
光源氏演じる千葉さん、中将演じる桐山さんは、いつも以上に頭上に注意して演技されていて、天井に烏帽子をぶつけてしまったり、風の強い場所では烏帽子が風を受けて揺れてしまったり…
しかし烏帽子があるが故に自然と生まれたお二人の佇まいは、まさに優雅!
お二人の自然な細かい仕草にも、ご注目下さい。
こだわりポイント②:萌え袖
10分PRを観てくださった皆さまはお気づきかと思いますが!
洋服姿の光源氏くん…なんと、萌え袖なのです!!
これは、平安装束時の所作の名残り。
貴族は男性も女性も手を極力出さず、指図するときは檜扇(ひおうぎ)などを用いていたそうです。
萌え袖の方が光源氏くんは落ち着くのかもしれませんね!
こだわりポイント③:和歌
この作品でキーとなっている和歌!
光源氏くんは感動が頂点に達すると所構わず和歌を詠んでしまいます。
綺麗なものがあるとすぐにSNSに投稿してしまう現代の私たちに似たところがありますね。
(光源氏が姫に送った和歌 季節の花を添えるのがイケメン貴族のお決まり)
母音を意識する
一節と一節の区切りを意識する
聞いた人がその情景を思い浮かべる事が出来る様に心を込める
など、美しく和歌を詠む為のポイントを芸能指導の先生からご指導いただき、撮影に臨みました。
光源氏くんが歌を詠むと……そこはまさに平安時代?!
一風変わった雅な世界をお楽しみに!
また、今回、原作を読んだ方々にも更に楽しみをお届けするべく、ドラマオリジナルの和歌を制作いたしました!
どんな和歌が詠まれるのか、ご期待下さい!
長々と書かせていただきましたが、お伝え出来ていないことが多すぎる…!
次回も少しずつ舞台裏をお伝えして行きたいと思います!
【放送予定】
2020年4月4日(土)スタート[全8回]
総合 毎週土曜 よる11時30分から11時59分
【原作】
えすとえむ
【脚本】
あべ美佳
【音楽】
小畑貴裕
【出演】
千葉雄大 伊藤沙莉 桐山漣 入山杏奈 神尾楓珠 小手伸也 ほか
【演出】
小中和哉 田中諭
【制作統括】
管原浩(NHK) 竹内敬明(テイク・ファイブ)
投稿者:スタッフ | 投稿時間:16:48 | カテゴリ:いいね!光源氏くん