第2話「さらわれた赤ん坊」
皆様、ご覧いただきましたでしょうか?
スタッフUです。
自分勝手な判断で子供を亡くした卯之吉とおさと。
その後ろめたさばかり抱え、過ちを繰り返す日々を過ごしていました。
しかし誘拐事件を起こしても責めるわけでもなく、
安堵の涙を流しながら「ありがとう」と涙を流す子供たちの姿や
信兵衛の懐の深さに二人も生まれ変わる決心がついたのでしょう。
亡くなった子供の分までこれからは前を向いて歩んでほしいです。
本作のテーマの一つ『長屋の人情』が如実に描かれていたのも今回の特徴。
長屋に転がり込んだ夫婦にたくさんのおすそ分けをする場面は、
今の時代じゃ信じられない光景ですよね。
ああやってご近所同士支えあうのが長屋なのです。
「お節介」という名のコミュニケーション、
本当に素敵なことだと思います!
今シリーズから初登場した2つの小道具を紹介します。
まずは、この木の座椅子です!
(座ってるのは、マジマジと見ると怖いと評判の“赤ちゃん役”人形です笑)
前作では、ちんまりとかごに入り、信兵衛と一緒に店番をしていた鶴之助ですが、
歩き回れるようになった今回は、おとなしく収まってくれませんでした。
そこで美術さんが思考を凝らしてこの木の座椅子を作ってくれたのです!
折り畳み式で、屋台に取り付けることもでき、持ち運びも楽ちんです。
外でも丸源の店内でも重宝するアイテムとなりました。
そしてもう一つが、この草履です!
裸足で地面を歩くのは危険すぎるということで生まれたこの草履。
白と赤の鼻緒もおしゃれですね。
普通の草履だと脱げてしまう可能性があるので、それを防ぐ紐もついています。
機能性もバッチリ!これで鶴之助も思う存分歩き回れますね!
赤ちゃんとの撮影をしていく中で、こうした美術さんの知恵が小道具に活かされ、
子連れ信兵衛の世界も進化し続けています。
前回シリーズのブログでも小道具について触れているので
気になる方はそちらもチェックして頂けると幸いです!
また、第2話は鶴之助・かず坊・多吉の3名の赤ちゃんが出演。
卯之吉とおさとの赤ちゃん・多吉が亡くなっているシーンは、
暗い部屋に必要最小限のスタッフのみでスタンバイを続けて、やっと撮れたもの。
赤ちゃんの撮影で最も大変なのが“寝ているシーン”といっても過言ではありません。
今回「子連れ信兵衛2」には、鶴之助以外の赤ちゃんもたくさん登場しますので、
そちらもお楽しみに!
来週、第3話はさっそく赤ちゃん時代のおぶんも見られますよ!
■次週予告■
第3話「おぶんの涙」は、なぜおぶんは両親ではなく祖父の重助に育てられているのかという、
前作から秘められていた過去が明かされます。鍵を握るおつねを演じるのは中村玉緒さんです。
登場人物一人一人の思いが溢れ、最後は涙なしでは見られない結末が待っています。
次回は11月25日(金)夜8時からBSプレミアムにて放送です。お楽しみに!
投稿者:スタッフ | 投稿時間:21:00 | カテゴリ:子連れ信兵衛2