今回の放送は古典落語で有名な『芝浜』を題材にしたストーリー。
"五十両を拾ったのは夢"と、
女房おちせ(田畑智子さん)が嘘をついたとわかったとき、
大金はそっちのけで、おちせに間男が出来たと大騒ぎする魚勝(金児憲史さん)、
本当に面白かったですよね。
夫婦喧嘩の中にも、互いを好いているという思いが詰まった言葉が
ちりばめられていて素敵なお話でした。
脚本は大西先生です。原稿を読み、笑いながら入稿作業をしていました。
「落語を聞きなさい、面白いよ」と大西先生に教えられ、
何人かの落語家さんの芝浜も聞いてみました。
話しの筋は同じでも語り手が違えば面白さもそれぞれ。
「芝浜」に事件が絡んで越前の名裁き、
本当に上手く大岡越前のドラマになっているなぁと改めて感じました。
お奉行が源さんと三次を伴い舟に乗って川を調べるシーンの撮影は、
京都・嵯峨野にある広沢池(ひろさわのいけ)で行われました。
松尾芭蕉がこの池を眺めながら
「名月や池をめぐりて夜もすがら」と読んだほど美しい池なのです。
しかし残念なことに、美しい景色を愛でる、
な~んて余裕は撮影中にはありません(仕事ですから当然ですけど)。
ちょき舟に役者さん3人、
もう一艘には監督にカメラマン、撮影機材、メイクさん、衣裳さん等々。
舟が沈んでしまいそうなほどの重量で、
ちょっとバランスを崩したらすぐ転覆しそうな状況!
京都のあらゆる場所を撮影してきたスタッフさんも何時になく慎重な面持ち。
そして―― 撮影は舟の絶妙なバランスを保ちながら無事に終了したのでした。
池のすぐ横にある、刈込が終わった田んぼで練習していた
少年ラグビーチームのみなさん、
撮影に協力してくださって本当にありがとうございました!
地域の皆さまのご協力のお陰で無事に放送出来ています!
感謝感謝です!!
次回は第6話「源さん恋をする」 えーっ源さんが恋?!
BSプレミアムにて19日金曜夜8時です。どうぞご期待ください!
投稿者:スタッフ | 投稿時間:20:45 | カテゴリ:大岡越前3