第2話「うそつき女と若様」いかがだったでしょうか。
大岡越前は一話完結の物語。
毎回すっきりと解決して終わるところも作品の醍醐味だと思います。
そして毎回毎回のゲストの顔ぶれもまた、見どころのひとつとなっています。
今回、うそつきお安を演じたのは御存じ浅野温子さん。
久しぶりの時代劇、そして久しぶりの京都ということで、
現場に来るのをとても楽しみにしていたそうです。
ロケーション先でたまたま居合わせた一般の観光客にも
フレンドリーに手を振る浅野さん、
持ち前の明るさがお安のキャラクターにぴったりで、
スタッフみんな浅野さんとの仕事を楽しく過ごしました。
テレビの画面からも、そんな浅野さんの嬉しそうな様子が
伝わって来たのではないでしょうか。
母親を探す三之助少年を演じたのは、人気子役の寺田心くん。
かわいらしい笑顔で、撮影現場を和ませてくれました。
かわいいだけでなく、現代では使わない時代劇特有の言い回しのセリフも
間違えずに一発でOKを出したりと、天才子役ぶりを発揮しました。
ドラマを見てもお分かりのように浅野さんとの息もぴったり。
「大人になったら結婚したい」なんて言われて浅野さんも目が点に…
その浅野さんがひと足先にクランクアップすると知って意気消沈した心くん。
「お安さんともう一生逢えないんだ…」と涙ぐむ姿に、
まわりの大人たちは慌ててなぐさめるのでした。
「スタッフさんスゴイ!」話
番組を支えるスタッフに、衣裳や結髪、メイクを担当される方々がいます。
毎話ゲストの役者さんが決まると、すぐに準備に入ります。
特にかつらはサイズがぴったり合わないと頭が痛くなるので、
しっかりと役者さんのサイズに合わせなければなりません。
今回、浅野さんのご出演が決まった時のことです。
女性の結髪を担当するRさんが、
「浅野さんに合わせて作ったかつらがあったから、
そう時間はかからないよ」と一言。
聞けばそのかつらは、浅野さんが20代のころに出演された際に
作ったものなんだそうです。
他スタッフもご本人もそれを聞いてびっくり。
さらに浅野さん、結髪担当のRさんにお会いして、もっとびっくり!
なんと、当時もそのRさんが浅野さんの結髪を担当してくれた方だったんです。
衣裳やかつら合わせの日は、それはそれは大賑わいでした。
ちなみに、成人の頭のサイズは変わらないので、
時が経ったからといって"合わなくなった"ということはないのだそうです。
変わるとしたらこめかみのあたり。
例えば、役者さんが痩せたりすると、
かつらと密着するこめかみあたりが浮きやすくなったりするそうで、
注意が必要なんだそうです。
さて次回のゲストは、御存じ神田正輝さん。
頑固者の大岡忠高も大いに感心するほど、
非の打ちどころのない善意のかたまりのような米問屋の田丸屋善右衛門。
あるとき養生所に居候していた正体不明の男が死体で発見され、
その男がどうやら善右衛門に会いに行ったらしいことが分かります。
善右衛門の秘められた過去とは何なのか…
第3話「夜がらすの涙」は29日(金)よる8時からBSプレミアムです。
どうぞご期待ください!
⇒BS時代劇「大岡越前3」番組ホームページ
投稿者:スタッフ | 投稿時間:20:45 | カテゴリ:大岡越前3